2021年 Hanachiru
クローズドサークルに閉じ込められた8人の少女達。
GooglePlayより抜粋
部屋を移動するたびに時間が経過し、一人ずつ少女の命が狙われていきます。
彼らを無事に連れ出し、建物に散りばめられた謎を解き脱出をしてください。

目次
概要
本作はボクセルグラフィックが特徴的な脱出ADVゲームです。
洋館からの脱出を目指す
本作の主人公は洋館に閉じ込められた少女の1人「PASERI」となっています。洋館の入口に放り込まれ、「Big Brother」と名乗る人物からメッセージを受け取った主人公は、他の少女たちを助けながら全5フロアある洋館から脱出を目指します。
果たして主人公は脱出出来るでしょうか。


システム
本作は上記の通り、洋館内で囚われた少女たちを助けて脱出する、某脱出アプリを思わせる内容となっています。大きな違いとしては、俯瞰視点、ボクセルのグラフィック、難易度比較的控えめな謎解きといった所でしょうか。ヒント機能もある為、難易度はかなり控えめといった印象を受けました。
操作は調べたい場所をタップすれば、移動して調べたり会話したりする形となっています。ただアイテム取得に関しては判定が小さめかも知れません。そのアイテムの使用は画面上部にあるウインドウで一度タップすれば使用状態になるというシンプルな物です。

制限時間
脱出はゲーム内時間で2019年10月24日の22時に開始され、部屋を移動する度に1分が経過します。主人公以外に捕らわれて少女は7人いますが、15分毎に何者かによって殺害されて行き、何も手を打たなければ23:45に主人公以外の少女は全滅してしまいます。
更に15分後の0時ジャストまでに脱出出来なければ謎のメッセージと共にゲームオーバーとなります。
この時間経過により、緊張感ある脱出となっていますが、それと同時に初見での脱出は困難な物になっています。個人的にもそうでしたが、初見では謎を解こうと右往左往している内にゲームオーバーになってしまうのでは無いかと思われます。
謎解き
脱出ゲームである本作はいくつもの謎解きをする必要があります。
ただ先述した通り、似た雰囲気の某脱出ゲームと比べて難易度は控えめな上にヒント機能もある為、完全に詰まってしまう事は無いと思われます。
ただ脱出ゲームにありがちな、ヒントをアイテムと取得して確認したりする事はありませんので、メモやスクショといった手段が必要になる場面があるかも知れません。
しかし仕掛けはニューゲームで答えが変わる事は無く、ヒントがフラグ管理されている訳でもない為、一度解いた仕掛けは今後の周回でそのまま使い回せ、ヒントを見ずにいきなり解除も可能となります。

TrueENDを目指す
本作のエンディングはA〜Eの5通りとなっています。Eは隠しEND扱いの様で、DがTrueENDとなっています。ただ個人的にはDより先にEを見ましたので、どちらも条件はシビアでは無いのかも知れません。
最初は時間切れENDであるAを何度か見せられると思われますが、先述した謎解きのヒントを飛ばして解除などといった方法などで手順を短くする事で、時間内でクリア出来る様になります。
ただそうすると、今度はBやDの条件から外れた時のENDであるCを何度も見せられる事になるかも知れません。こちらはゲーム的にはNormalEND的な位置付けと言えそうですが、内容としては良い終わり方では無いと言え、むしろ主人公1人か1名救出で到達するエンディングBよりもバッドな印象を受けます。
そういった事もあってか、TrueENDに到達しようと躍起になってしまいます。
ちなみに何周もしていると1周辺りの所要時間は10分切る場合も出てきます。

攻略に際してのメモをネタバレしない程度に変えています。
攻略メモ(12/5追加)
攻略に際してのメモをネタバレしない程度に変えて掲載しています。
主な謎解きのヒント入手場所
ギミック | ヒントの所在 | その他 |
5F西 | 3F西 | |
4F西壁 | 1F西 | ほのかに甘い香りがする紙が必要 |
4F西 | 5F東 | |
3F西 | 2F東と3F東 | |
2F西 | 3F西と1Fエレベーターホール | 3F西はコピー用紙と電源コードが必要 |
少女たちが殺害される時間と居場所
- 22:15 AKANE (1F西)
- 22:30 ANEMONE (1F東)
- 22:45 SAKURA (3F東)
- 23:00 KOBUSI (3F西)
- 23:15 NEKOYANAGI (5F東)
- 23:30 ERIKA (2F西)
- 23:45 UTSUGI (4F東)
まとめ
本作は周回を繰り返していくタイプの脱出ゲームと言えます。捕らえられている他の少女を助けつつ脱出を目指すという舞台設定などは、某脱出ゲームを連想させつつも良い雰囲気と言えます。
ただ一連の流れに関する真相や少女を殺害する者の正体といった点がこういったジャンルでは気になるかと思いますが、本作はTrueENDを迎えてなお、真相の解明といった点では弱い様に感じられました。この点は収集率100%で何かとある可能性もありますが、それだとハードルが高い様にも思われます。
しかしその点を除けば完成度の高い脱出ゲームという印象を受けました。
