総評: (5 / 10)
2007年 60分
パリ観光
新婚旅行中のカップルがパリ市街を巡っている際に撮られた映像。何気なく映していた地下鉄の窓の外を横切る不可解な影が…。飛び込み自殺が絶えないというパリの地下鉄。自殺した死者の霊とでも言うのだろうか…。
感想
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投稿者が新婚旅行でパリを訪れた際に撮った映像です。
凱旋門やエッフェル塔といった、いかにもといった観光名所を訪れています。
その移動で乗ったと思われる地下鉄の車両内で、ドアのガラス部分を顔らしき物が横切るのが見えます。
顔らしき物はすぐに流れてしまい、映っている時間はかなり短いです。
またその顔は、妙にのっぺりした無機質な印象を受け、既視感を感じさせます。
シリーズ監視カメラ コインランドリー
コインランドリーを経営する人物から投稿された監視カメラの映像。人もまばらな深夜のコインランドリー。乾燥機の中から人の手のようなものが、まるで助けを求めているかのように伸びているのが確認できる…。
感想
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コインランドリーの経営者が送ってきた、監視カメラの映像だそうです。
乾燥機から手の様な物が伸びているのが確認出来ますが、映っている時間短い為分かり難くなっています。
かつて強盗に襲われた女性が殺害され、乾燥機に放り込まれるという悲惨な事件があったのだそうです。
さすがに機械は入れ替えているでしょうが、怨念は留まっているという事かも知れません。
カラオケボックス
我々の元に日々送られてくる投稿映像のなかには携帯電話で撮影した動画が増えている。ある制作会社に勤める男性がカラオケボックスで盛り上がっている様子を携帯電話で収録した。その中に不可解な足が…。
感想
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番組制作会社に勤める投稿者が、カラオケボックスで飲み会している様子を撮った映像です。
映像に首吊りしているような足が映り込んだと言い、確かに足らしきものが垂れ下がっているのが確認出来ます。
割とハッキリ映っているはずなのですが、ズボンの色が壁の色に近くて少し紛らわしい気もします。
このカラオケボックスではかつて首吊り自殺があったと言われているそうですが、店側は否定しているようです。
ボクシングジム
プロボクサーの友人を持つ投稿者が、練習風景を撮影した映像。試合が近づき緊張している彼をリラックスさせようとジムを訪れたという。その映像の中に不気味な顔がうつっており、友人は見覚えがあると言うが…。
感想
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投稿者がプロボクサーである友人の練習風景を撮った映像です。
ジム内でボクサーたちが練習に励んでいますが、そのうち投稿者の友人がサンドバッグを叩いている背後で、鏡?があり、その中に一瞬逆さの顔らしき物が現れます。
映っている時間は短めなので分かり難く感じました。
投稿者の友人が言うには、以前ジムに所属していたボクサーに煎ているとの事だそうです。
文化祭
投稿者が会社の出張で東京を訪れた際、かつて在籍していた学校の文化祭に立ち寄った時に撮影した映像。その中に奇妙な女性の影がうつりこんでいる。その学校では表沙汰になっていない忌まわしい過去があり…。
感想
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大阪在住の投稿者が東京に出張した際、母校の文化祭を訪れた時の映像です。
明言されていませんが、文化祭の様子を見ればこの学校の性質が何となく理解出来るかと思います。
そして文化祭の出店を撮っているシーンで、2ヶ所人影が映り込んでいます。
1ヶ所目は出店で食事している男性の背後に女性の顔らしき物が映り込んでいます。
そして出店内を撮った別のカットで、半透明の女性が映り込んでいています。
しかしどちらもカメラを振っている為、映っている時間は短くなっています。
この二人の人影は同一人物では無いかと推測しているようです。
以前、この学校の文化祭で女子学生が暴行を受けた後、飛び降り自殺したのだそうです。この件は何故か表沙汰にならなかったようで、どこかで大きな力が働いたと思われ闇を感じさせます。
しかし食事している男性の背後に、女性の顔が現れたからといって男性を事件関係者と推測するのはあんまりでは無いかと思います。
鉄棒
都内に住む女性が、ある公園で縄跳びや鉄棒などで遊ぶわが子の様子を撮影したビデオ。その後、被写体の子は何故か鉄棒から落ちて怪我を負ったという。休日で賑わう公園の風景にうつりこんだ不可解な首の謎とは…?
感想
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投稿者が自分の息子が、公園で縄跳びや逆上がりの練習している様子を撮った映像です。
撮影場所は明言こそされていませんが、後で都内にある井の頭公園と分かります。
息子が縄跳び練習している様子を茶々を入れつつ撮影する投稿者。投稿者が一度代わってやってみたりしますが、息子にあまりやる気が感じられません。
場面変わって鉄棒の練習している様子となりますが、隣では女子児童が息子より上手く逆上がりしていますが、息子はやる気がある様に見えず、足が上がりません。
そして鉄棒している様子を背後から撮った場面、奥に見える林付近の根本に男性の頭部らしき物が映り込んでいます。
カメラが振られている場面という事もあって少し分かり難い印象です。パッと見だと石に見えなくもありませんし。
映像公開に先立って、かつて公園で起こった事件が紹介されますが、それが有名な井の頭公園バラバラ殺人事件の物となっています。
映像ではかの事件で被害者の頭部が未発見であるため、映り込んだ頭部が事件と関係あるのではと締め括っています。
花火族
真夏の夜、河原で花火をして騒ぐ若者たちを撮影したビデオ。この日は同窓生が集まり、お酒も入って羽目をはずしていたようだ。しかし、その中に不可解な少女の姿が…。この河原は毎年水の事故が絶えないというが…。
感想
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投稿者たち高校時代の同級生が集まり、河原で花火をした映像です。
彼らは酒が入っていたそうで、花火を両手に持ったり振り回したりと、ちょっと成人とは思えないようなヤンチャな遊び方もしています。
花火「族」とはそんな様子を皮肉ったタイトルでしょうか。
そんな中、花火を発射する際に映像が一瞬光る場面が2ヶ所あり、異なる映り方で少女の物と思われる人影が映り込んでいます。
最初はグループから少し離れて見ている程度ですが、2回目はアップで映り込んでいます。
どちらも一瞬程度で映っている時間は短いですが、2回目は1回目よりさらに短い印象です。
廃神社 、 続・廃神社
廃神社
ドライブを楽しむ男女がお互いを撮影しあった映像。途中、廃墟と化した神社に立ち寄った彼らは悲惨な事故に遭ってしまう。我々呪いのビデオ取材班は、その問題の廃神社を訪れることにしたが事態は思わぬ方向へ…。
続・廃神社
廃神社に立ち寄った後、交通事故に遭ったカップルが撮影した心霊映像の続編。我々、取材班は彼らが立ち寄った神社に赴くが、その過程の中で現地の山中に迷い込み恐怖を味わう。投稿映像にうつった老婆の真相とは…?
感想
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本作のメイン映像です。
ある男女がドライブしていた際に撮っていた映像で、ある廃神社に立ち寄った際の場面が撮影者女性の友人によって投稿されたようです。
この廃神社に立ち寄った後、撮影者たちは事故に遭い、男性は即死し女性は意識不明の重体だとか。
スタッフは廃神社周辺の調査を開始しますが、山中で道に迷いスタッフの一人が倒れ、ほうほうの体で下山した時はすっかり日が落ちていた所が前編です。
後編は倒れた大谷演出補に代わり、後にほん呪の一時期を代表する人物となる岩澤が演出補として登場します。
スタッフはかつて神社を管理していた老婆が事故死していた事を知り、それをきっかけにして、神社周辺山林を以前所有していた人物や老婆の親戚などに聞き込み調査を行います。
Part21の『誘拐』もそうでしたが、現代に行われた行為が、古い時代の風習に擬えていて、それを紐解いていくような展開はなかなか見応えがあります。
そして映像です。
廃神社へ向かう男性とそれを負うようについて行く女性。
男性はお調子者なのか、廃神社の境内でふざけて鈴を鳴らしたり、拝殿の扉を開けようとします。
女性はそんな男性を止めつつ撮影していますが、境内を撮っている際にカメラが振られた時、柱の陰から撮影者たちを見る老婆らしき人影が映っています。
カメラが振られていても目についてしまう程の存在感があるその顔は、目も開いた口も真っ暗な空洞となっていて、見るからに禍々しい雰囲気を感じます。
そして撮影者たちは車に戻りますが、その後悲劇にあった事は前述した通りです。
しかし撮影者女性は巻き込まれた感が強い様に感じますが、締め括りのナレーションがそれを強く感じさせます。
まとめ
本作は作品全体を通して見ると平均的といった印象を受けます。
人影などが映っている時間が短かったりする反面、何度見ても分からないような映像はほとんどありません。
そんな本作一番の見所はメインの『廃神社』であると言えます。
映像的に本作では最もインパクトが大きく、調査パートも見応えがあります。
また前述しましたが、後にほん呪の一時期を代表する人物となる岩澤が演出補として初登場しています。
本作でのお薦めは『廃神社』『鉄棒』といった所です。