2008年 60分
総評: (5 / 10)
戦争遺跡
女性二人が旅行へ行った際、現地の公園を訪れて記録した映像。その公園は太平洋戦争の遺跡があることでも有名な観光地だという。だが、見学のつもりで出向いた彼女たちを予期せぬ恐怖が襲うことに…。
感想
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投稿者が女性二人の旅行で、旅先の公園を訪れた時の映像です。
その公園には戦争遺跡があり、投稿者たちはそこを訪れたそうで、公園内にある地下壕跡らしき場所の奥へ進んで行きます。
しかし突然、爆撃音と悲鳴らしき音が響き渡り、投稿者たちは慌てて逃げて行きます。
女性2人とか音声のみなど、Part15の有名映像である『ニューロシス』との共通点がありますが、あの映像と比べるとインパクトに欠けるかといった所です。
シリーズ監視カメラ 駐輪場
駐輪場に設置された監視カメラの映像。そこには誰も乗ってないのに静かに進む三輪車の姿が…。さらにその三輪車を降りて、まるでどこかに駆けていくような子供の小さな足がうつっているのだが…。
感想
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タイトル通りある駐輪場での映像です。
出入口があると思われる画面右側から、やや場違いな三輪車が独りで進入してきます。しかしこれ自体はどうとでも出来るためインパクトは小さいです。
誰も乗っていない三輪車が止まると、小さな足が歩いていく様ですが、こちらは分かり難い様に思います。
この三輪車の持ち主である子供は事故死しているという背景が有るようですが、映像自体はやや微妙な印象を受けます。
ITバブル
webデザインの会社に勤める投稿者が数年前に仕事で撮影した、とあるIT企業の社長のインタビュー映像。社長の肩越しに男性の顔らしき黒い影が…。彼はほどなくして脳梗塞で亡くなったという…。
感想
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webデザイナーである投稿者が、あるネット関連企業の経営者にインタビューを行なった際の映像です。
映像は企業の新卒者向けPRビデオとして撮影し、会社の魅力について語って貰ったのだそうです。
投稿者はカメラ2台を設置して撮影に臨んだ様ですが、その一方にのみ顔らしい物が映り込んでいます。
顔は社長を正面側から撮った映像にのみ映り込んでいて、社長の左肩後方に確認出来ます。映っている時間は短いですが、場所的に分かりやすいのかも知れません。
またリプレイで拡大した際に、目線がキョロキョロしているのが分かります。
渓谷
投稿者が友人たちと男性ばかり計4人でドライブに行った際の映像。その中に4人のものではない不可解な声と、奇妙な顔がうつりこんでいた。運転手のTさんはその後、大事故に遭遇してしまったという…。
感想
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本作のメイン映像前編です。
投稿者は友人たちと4名でドライブ帰りに際して撮った映像だそうです。
帰り道が混んでいるため近道しようと山道の方へ向かった一行。
ドライバーは地図を持っている助手席の指示に従って運転していたそうですが、突然勝手にハンドル切って道を間違えたのだそうです。
ドライバーが言うには「右」と誰かが言ったとの事。しかし車内の誰もそんな事言ってなかったそうです。
今ならスマホのナビアプリとかが音声で案内してくれるはずなので、こういった事は減りそうです。
道の先には橋があり、一行は引き返す前に車を降りて、橋を見たのだとか。
しかし後でビデオを確認すると、「右」という音声が入り込み、橋では顔が映り込んでいたそうです。
スタッフは音声の解析を依頼してから、現地調査を開始し、橋の上に花が置かれている事から飛び降りがあったか付近で聞き込みし、数件の飛び降りがあった事を確認しますが、現地調査を終えて戻る途中事故に巻き込まれます。
また音声解析の結果、車内にいる人物の声では無かったそうです。解析して結果がそれだけというのはどうなんでしょうか。
またドライバーした友人は後に、深夜独りで車を乗り回して、トラックと正面衝突の事故で入院しているそうです。
事故現場が橋へ向かう方向である事から、自殺者の霊に声で誘われたのでは無いかと考えられているようです。
そして映像です。
道を曲がろうとしら時に「右」と低い声が入り込んでいます。
声は確かに聞こえますが、これを友人の声と認識するのはどうかと思ってしまいます。
また映像的にも現時点ではこの一言だけなので物足りないといった所です。
霊の通り道
投稿者が大学の後輩たちの家へ遊びに行った際に撮影した映像。投稿者たちが楽しく酒盛りをしているなか、背後のTVの画面に黒い人影が…。霊能者の鑑定によると、そこは霊の通り道であるというのだが…。
感想
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投稿者が大学の後輩が住んでいる家を訪ねた時の映像です。
その家は借家で後輩たちは男性3人で住んでいるのだそうです。
そして投稿者を迎えての酒盛りが行われた際に撮影されたのが、投稿された場面となります。
消えているテレビの暗い画面に、人が歩く姿が反射して映っていますが、テレビ前面に座っている男性は座っています。
テレビに映り込んだ人影はゆっくり歩いているように見え、なかなか不気味な雰囲気を醸し出しています。
地震
夕刻、車に乗っていた投稿者が撮影した異常なまでに美しい夕焼けの映像。まるで赤く燃えているかのような空の片隅に2つの叫んでいるような顔が…。その地域では後日、大きな地震が起こったというが…。
感想
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ある夕刻、車に乗っていた投稿者が携帯で撮影した映像です。
ナレーションで異常に美しい夕焼けの映像と言われている通り、空の広い範囲が赤く染まっています。
そしてそこに浮かぶ、叫ぶ人の顔に見える雲。赤く染った空にマッチしていると言えなくもありません。
しかし雲であればたまたまと言えなくはありません。
ただこの数日後周辺地域で大地震が発生して犠牲者も出たそうで、因果関係を感じずにはいられなかったのかも知れません。
面接
アダルトビデオの制作会社に勤める投稿者が撮影した出演者の面接の様子。投稿者によると、約束してた女性が予定よりも早い時間に来たため、本来の面接官に代わって投稿者が応対したというのだが…。
感想
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AV制作会社に勤めるスタッフが、新作ビデオのため女優の面接を行なった際の映像です。
面接予定者が早く来たため、本来の担当者ではない投稿者が面接した物の、途中でヒステリックに叫び出したため外へ連れ出して帰って貰ったそうです。
面接していた女性は「田島を出せ」などと喚いていたそうですが、投稿者によれば会社には田島という人物がいたようです。
その後無人となった面接会場に顔が現れたとの事です。
また投稿者が面接した女性は本来の面接予定者では無く、本来の面接予定者は時間通りに現れたそうです。
投稿者はやる必要の面接の対応していた上に、訳のわからない事に巻き込まれた事になります。
それからスタッフが調査を行なった所、女性が持参していたプロフィールの名前や住所がデタラメだった事や、恋愛沙汰の末に自殺したAV女優瓜二つであると言う事が分かります。
その女優の相手は制作スタッフと言う事が分かった物の、名前までは分かりません。
そこでスタッフは投稿者に、かつて在籍していたという田島氏に連絡を取ることは出来ないか問い合わせた所、拒否されてしまい調査は打ち切りとなります。
スタッフが調査をしていたのは、面接に現れた女性についてですが、それは映像に現れた顔に関連しているのでしょうか。
そして映像です。
投稿者と面接する女性が映っています。
面接場所はホワイトボードもあり、一般的なオフィスの一室といった感があります。
しかしその場所で行われている面接で、投稿者からの質問には、普通であればセクハラ以外の何物でも無い物もあったりとやや変わった雰囲気です。
しかし女性が「田島さん、いますか・・・?」と訪ねた事から一変します。
投稿者が「田島・・・ですか?」と返答した物の、女性はたちまちヒステリックになり「田島を出せ」「田島はどこだ」などと喚いています。
投稿者は仕方無いといった様子で女性を抑えて室外へ連れ出すも、すぐに女性の荷物を取りに来てまた室外へ。
少しの間、動きが全くありませんが、映像の最後にホワイトボード裏の下側から逆さの顔が覗いたかと思えば、映像が終わります。
投稿者が言うには不自然に録画が止まっていたとの事です。
この映像で気になるのが、女性と顔の関係では無いでしょうか。
スタッフは面接にやって来た女性を追跡しており、面接以前に自殺していた事が示唆されているものの関係あると見られた田島氏に会えず調査終了となっています。
しかも面接に現れた女性と映像に現れた顔が同一人物ということは結局調査でも判明しなかった点が、調査パートに意味はあったのかと感じてしまいます。
しかし映像そのものはそんな事関係なしに見応えがあると思っています。
合格祝賀会
とある予備校の合格祝賀会の様子を撮影した映像。合格を喜び合う予備校生たちの背後の壁に不可解なしみがあり、まるで女性の姿のように見える。投稿者によれば、病気で亡くなった同級生がいたという…。
感想
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ある予備校の合格祝賀会の様子を撮った映像だそうです。
合格が決まって喜びと解放感からか、嬉しそうにはしゃいでいる学生たちが集まっている会場に一瞬カメラが振られます。
その際、壁に女性の姿らしい模様が浮かび上がっているのが見えます。
これは絵か何かにも見えてしまう、何とも言えない映像です。
続・渓谷
ドライブ途中の車中の映像に聞こえる不可解な声、そして、行き着いた橋でうつりこんだ奇妙な顔…。我々は、投稿者の他に車に同乗していた友人たちにも会うことに。しかしそのうちの1人は音信不通で…。
感想
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本作のメイン映像である『渓谷』の後編に当ります。
投稿者の計らいで撮影時一緒にいたメンバーが集まることになりますが、後部座席で投稿者の隣にいた友人が現れませんでした。
投稿者が集合を呼びかけても返答が無かった模様です。そのため他のメンバーと言っても実際やって来たのは投稿者を除けば一人と寂しい感があります。
スタッフは一旦、助手席でナビしていた友人に話を聞きますが、「右」という声は知らないし言ってもないとの事です。
そこでスタッフは投稿者と共に、残る友人の自宅を訪れますが結局不在で会うことは出来ませんでした。
さらに友人の勤務先に連絡した所、体調不良で入院し休職中との返答でした。
入院先は不明との事だったため、スタッフが友人の部屋を見張る事にします。もし外出出来ないような病気で長期入院だったらどうするつもりだったんでしょうか。
もっともその様な事は無かったようで、数日で部屋を明かりが確認されたため駆けつけるスタッフ。
部屋の外で友人を待ち伏せて話を聞こうとしますが、友人は体調が悪いので話は出来ないと言って立ち去ってします。会話出来ない体調なのに帰宅して大丈夫だったのでしょうか。
実のところ大丈夫では無かったのか、友人はその後入院先の病院で屋上から飛び降りてしまったと投稿者から連絡があったようです。
その知らせを以って調査は終わったのか映像に移ります。
橋の上でたむろする投稿者たち。
少しの間、橋から渓谷を見下ろしたりしていましたが、元々予定外でかつ思いつきだったためか程なく引き返そうとします。
その際、橋の高欄下部から投稿者たちを見上げるように見つめる顔が映り込んでいます。
しかしカメラが振られている場面なので映っている時間は非常に短く、分かり難い印象です。
まとめ
平均的かと言うのが本作の感想です。
何度見ても分からないという映像は無い一方で、印象に残るような映像も非常に少ないと思われます。
『面接』が飛び抜けていますが、それに次ぐような映像はすぐには思いつきません。
そしてメインパートは割と残念な感じを受けます。
映像的には前半は地味すぎ、後半は分かり難いと残念な感じが伝わり、調査パートも平凡な印象を受けます。
そんな本作でのお薦めですが、『面接』が飛び抜けていてそれと比べると印象薄いですが、『霊の通り道』『ITバブル』当りになるかと思われます。