【ほん呪】ほんとにあった! 呪いのビデオ #44【感想】

2011年 約60分

3 out of 10 stars (3 / 10)
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閃光

友人が入院していたときのお見舞いの際に映した映像。友人を映したときにだけフラッシュのような閃光が瞬き画面が真っ白になる。それは数度に渡って繰り返されるのだが、閃光のひとつに手のようなものが友人の肩に現れるのだが…。

感想

5年以上前、投稿者が入院中の友人を見舞いに行った時の映像だそうです。
友人は大学の健康診断で内臓疾患が見付かり、一週間ほどの検査入院していたのだとか。
ベッドにいる友人と投稿者たちが話している際、映像内に謎の閃光が3度入り込みますが、その場にいた人物たちが閃光に気付いていない様子です。
そして3回目の閃光が光った際には、友人の両肩を掴む手が映り込んでいますが、当然一瞬なのでリプレイで停止しないと分かりません。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
奇妙度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
Average:2.3 out of 10 stars (2.3 / 10)

シリーズ監視カメラ 自動追尾型カメラ

とある会社内に設置された不審者などが侵入した際に、その人物を追尾する装置が取り付けられた監視カメラの映像。誰もいないにも関わらず動き始めるカメラ。すると突然廊下に黒い影のようなものが現れる…。

感想

ある会社に設置された監視カメラの映像だそうです。
この監視カメラは不審者などの姿を追尾する、自動追跡装置がついているとの事です。
会社の出入口映していたカメラですが、通路に影らしき物が映ると、そちらを追跡し始めます。
カメラが謎の影を実体ある存在と認識したと言う事でしょうか。
そして影は女性らしき人影を模って消えます。するとカメラは定位置に戻ります。
最初は分かり難いですが、女性らしき人影が映る辺りは不気味な印象があります。

恐怖度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
奇妙度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
Average:3.3 out of 10 stars (3.3 / 10)

スカイツリー

恋人と一緒に建設途中のスカイツリーを見に行ったときの映像。夕飯を食べるために、一旦カメラを鞄の中に締まったのだが操作ミスで電源は切られていなかった。そして鞄内の真っ暗な映像には血だらけの顔が覗き込むように映っていた…。

感想

投稿者が彼氏と一緒に浅草近辺を観光しに行った時の映像です。
浅草観光の後、当時建設中だったスカイツリーまで足を伸ばします。
スカイツリーが開業したのは2012年ですから8年も経ってるんですね。まだ最近のイメージでした。
そんな建設中のスカイツリーを見上げたりしながら歩いていた投稿者たちですが、どこかで夕食にしようと言う事になり、彼氏がカメラを鞄にしまいます。
投稿者が言うには、この時カメラのスイッチを切ったつもりが切り忘れていたとの事です。
少し間があって、カメラが一旦取り出される間際、顔らしき物が映り込みます。
概ね右半分が映り込んでいるように見える顔は血塗れという風に表現されていますが、全体的に赤っぽいものの血塗れと言う程では無いという印象でした。

恐怖度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
衝撃度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
不気味度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
奇妙度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
Average:3.5 out of 10 stars (3.5 / 10)

峠の怪

投稿者が恋人と共にとある峠にドライブに出かけたときの映像。窓から見える夜景などを撮っていると、何かが横切ったと彼が急にブレーキをかけて車を停めた。後に撮影した映像を見るとヘッドライトの先に四つん這いの黒い影が…。

感想

投稿者が彼氏と一緒に関東地方のある峠へドライブに行った時の映像です。
談笑しながらドライブしていた投稿者カップルですが、不意にドライバーである彼が車を停めて下車します。
どうやら何か横切った様に見えたとの事で、2人で車を確認しますが何か轢いた様な形跡は無い様です。
そしてカメラが振られて車の前方、ヘッドライトの先を映した際、ライトで照らされた3頭の動物らしき後姿が映り込んでいます。この動物はかなり大きい様に見えます。
投稿者が言うには、数年前にペット葬儀業者が犬の遺体を多数不法投棄したとの事です。またスタッフの調査では撮影場所周辺の山間部では山犬信仰があるそうですが、どちらも因果関係は定かではありません。
いずれにせよ動物らしき影が非常に印象的な映像ではあります。

恐怖度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
衝撃度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
不気味度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
奇妙度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
Average:4.5 out of 10 stars (4.5 / 10)

富士登山

投稿者の夫婦が富士登山をしたときの映像。標高が高くなるにつれ雲の中に入っていくカメラ。辺りが霧に覆われたとき、ふとカメラを向けると人影のようなものが手を振っているように見える。だがそこは人が立てるような場所ではないのだが・・・。

感想

投稿者夫妻が富士山へ登山に行った時の映像です。
夫妻が富士山を登っていく様子がカットを挟んで映されながらも、それなりに長い映像です。
その映像の霧らしき中を歩いている場面で、画面上方に人影らしき姿が映り込みます。
投稿者が言うには、その場所は人が立てる場所では無いとの事ですが、気象状態からブロッケン現象の可能性が高いと思われます。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
Average:2.5 out of 10 stars (2.5 / 10)

ピアノ

20年前に娘のピアノ練習風景を撮影したホームムービーの映像。ピアノの鍵盤に娘の手とはまったく別の灰色の手のようなものが映りこんでいる。それはまるで一緒に演奏しているように見える。投稿者によるとこのピアノは中古品であったというのだが…。

感想

投稿者が20年以上前に撮影したというホームムービーで、自宅でピアノを演奏する娘や親戚の子を撮ったそうです。
投稿者の娘がピアノを演奏している脇で、鍵盤に向かって伸びる腕らしき影が映り込んでいます。
しかしこの影は非常に薄く、初見で見つけるのは難しいのではと思われます。
またピアノが中古だったと言う事から、前の持ち主は既に亡くなっていて、何らかの未練を残して現れたのでは無いかというナレーションがありますが、少し飛躍してないかという気がします。

恐怖度:1 out of 10 stars (1.0 / 10)
衝撃度:1 out of 10 stars (1.0 / 10)
不気味度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:1.5 out of 10 stars (1.5 / 10)

屋上遊園地

親戚の子供とデパートの屋上遊園地に行ったときの携帯電話での映像。 スポーツカーの遊具に乗って遊ぶ子供の左のフロントガラス部分を撮らえたとき、子供とおぼしき半透明の顔がカメラに映りこんでいる…。

感想

投稿者女性が親戚の子供を預かった際、近所のデパート屋上の遊園地に連れて行った時の映像だそうです。
子供が遊ぶ様子などを携帯で撮ったそうですが、デパートの屋上と考えるとなかなか遊具は多くて楽しそうではあります。
そんな中子供がスポーツカー型の遊具に乗って遊んでいる場面で、遊具のフロントガラスに半透明な子供の顔が映り込みます。
しかも結構鮮明なうえ、真顔でカメラ目線とそれ自体はインパクトあるのですが、映っている場所がフロントの片隅で小さめな為分かり難いという残念な事になっています。
分かりやすい場所に映り込んでいれば、なかなかインパクトある映像になったのでは無いかと思われます。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
不気味度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:2.3 out of 10 stars (2.3 / 10)

追跡録 後編

追跡録 後編

行方不明の日向さんのアパートで見つけたメモ書きに書かれたとある神社。その後、神社のいわれについて教えてくれた人物から連絡を受ける。その内容は、ある男から「やないばこはあるか」という意味不明の電話であった…。

感想

『Twenty Seven』から始まった菊池に関する一連の話も今回で完結となります。
前回までの粗筋が流れた後の冒頭、前回神社について教えてくれた人物である古賀氏から連絡が入ります。
古賀氏からの連絡は神社が荒らされたと言う事と、その前夜に男の声で不審な電話が掛かって来たという物でした。
その男性は古賀氏に「やないばこはあるか」と聞いてきたそうですが、古賀氏が知らないと答えた所、電話は切られたとの事です。
その翌日に神社が荒らされたとなれば因果関係があると考えるのは当然と言えます。
岩澤もやないばこについて知らない為、調べた所、「柳筥」と書き硯、筆や経典、場合によっては御神体も入れる箱であると解説されます。
そして岩澤は渡邉から聞いた、よく見るという夢の話を思い出します。
夢で渡邉が謂われた「やわいやこをもやせ」とは「柳筥を燃やせ」という事では内かと考え、更には日向氏が柳筥を探していると推測します。
そうすると古賀氏に電話したり神社を荒らしたのは日向氏と思われますが、渡邉を襲ったのも日向氏なのでしょうか。
では柳筥を探して、三社の残り一ヶ所である神社跡へ日向氏が向かうのではと考え、岩澤もそこへ向かう事にします。
前回古賀氏に教えてもらった場所は大雑把だった気もしますが、どうなのでしょうか。
しかしこれまで一緒に調査してきた渡邉は負傷して入院中です。そこで新たに一緒に調査する人員を募った所、新しい演出補である阿草と川居の2人が同行する事になりました。
そして神社跡への登山口へ到着した一行は準備を始めます。どうやら日帰りは不可能で、神社跡へは登山道を外れるなど困難が予想されます。
入山して6時間ほど経った頃、ビニール紐が張られているのを阿草が発見します。とうに登山道を外れていて無関係の人が通るとは考え難い状況と思われます。
同時に地図に無い道を見付け、方向も合っている事からその道を進みますが、どうやらビニール紐は道に沿って張られている様で、一行は紐を頼りに更に更に歩きます。
ビニール紐発見から2時間歩いた所ですっかり日が落ちて夜になります。しかし山道で通常より格段に遅いにしても、8時間歩いても到着しないとはどれだけ山奥に建てられた神社なんでしょうか。
テントを張って野営した一行は残りの距離などについて話し合います。どうやらあと2時間相当の距離が残っている様です。
しかし深夜に岩澤は阿草に起こされます。
どうやら川居がいないようで、電話をしても出ない様子です。
テントを出た2人は川居の帽子を発見し、川居の捜索を開始します。

続追跡録 後編

手がかりを求めてもうひとつの神社へ向う。途中、陽も暮れ野営することに。しかしスタッフの川居がいなくなったため捜していると、川居から電話が入る。誰かを見かけて後を追ったのだという彼女の電話の向こうから、男の声が聞こえてくるのだが…。

調査パート感想

『追跡録 後編』の続きです。
岩澤と阿草が川居の捜索を始めた所、阿草の携帯に川居からの電話が入ります。
しかし途中で会話が途切れ、「男の声で関わるなと言っただろ」と聞こえた様です。
川居に何かあった事は間違いなく、二人が探すとすぐに倒れている所を発見します。そして岩澤が川居を昏倒させた犯人と思しき人影を見つけて追いかけますが見失います。
そこで二人で川居をテントに担ぎ、気がついた所で話を聞きます。
川居が言うには外からの物音で目を覚まして、外に出て様子を伺った所懐中電灯らしき明かりが見え、遠ざかるようだったので後を付けたとの事です。
女性一人で追跡とか、危ないと思わなかったのでしょうか。
そして阿草からの電話に気付いて折り返している時、案の定背後から襲われた様です。
その後周辺を調べた所、ビニール紐の先に以前山荘跡地で見たものと同じテントを発見し、周囲に何か燃やした後とテント内に菊池の携帯を発見します。
明言されていませんが、日向氏は柳筥を見つけて燃やすという目的を達したのかも知れません。
そして携帯については、菊池と日向氏が会った際に菊池が落としたものを日向氏が拾って使っていたのでは無いかと推測します。
日向氏が恐らく目的を達して立ち去ってしまったからか、一行はそのまま下山した様です。

その後事態は急展開し、一気に収束していきます。
菊池が地元の路上で倒れている所を警察に保護され、そのまま入院していたという知らせが入ってきます。
その後岩澤は退院したらしい菊池から話を聞きます。
どうやら26歳の誕生日を迎えた頃から、幻影のような黒い虫が身の回りを飛び回るようになったのだとか。
そこでビデオテープが原因と考え、倉庫から持ち出したのだそうです。倉庫からテープを持ち出した時、手で何かを払う仕草していた理由は分かりましたが、何故服を脱いだのかは分からずじまいです。
その後日向氏に呼び出された後、入院するまで記憶がないそうです。

その後岩澤は渡邊から夢についての話を聞いたり、山荘の所有者だった人物の親類である視聴者からの手紙を読んだりしますが、詳細については割愛します。
全て収束したかと思われた頃、パル企画の社員である沢田が岩澤を訪れます。
沢田が言うには、Part32に映る菊池の顔が歪むように変化していたと編集の大杉から連絡があったとの事です。
大杉はPart39のラストで連絡が取れないということでしたが、何事も無かったかのでしょうか。

そして映像が紹介された後、菊池が製作委員会に復帰したということと、岩澤が日向氏のその後について知らされた事実を伝えて終わります。

映像感想

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:2.8 out of 10 stars (2.8 / 10)

Part32のワンシーンらしい映像です。
スタッフルーム内で話し合う岩澤、菊池、渡邊の三人。
その最中、突然ノイズが入って菊池の顔が歪みます。
これはPart33で紹介された、『Twenty Seven』投稿者が過去に撮った映像と同じ歪みからで、逆に言えば過去の映像と同じネタという事になります。
また過去の映像が変化したらしいですが、編集用PCに入っていたそうですのでどうとでも出来たのではと思わざるを得ません。

まとめ

全体的に低調と言わざるを得ない一本です。
まず長編『追跡録』完結となりましたが、尻すぼみ感が非常に大きい印象を受けました。
とりあえず菊池が見つかったので解決としただけで、それ以外は何も明らかになっていないと思われます。
もっとも岩澤は菊池を見つけるために行動していた訳なので菊池が見つかれば解決と言えなくありませんが、肝心の菊池もいつの間にか入院していた訳で岩澤の行動がどの程度影響していたのか不明です。
ただこの辺りはある意味現実的と言えなくも無いかも知れません。

本作で特筆すべき事としては女性演出補川居が初登場した事も挙げられます。
彼女はこの後岩澤や菊池らと共にシリーズを支えた人物と言え、演出補としての登場本数はシリーズ最多と思われます。

メインである『追跡録 後編』以外については困ったことにこれと言った映像が思い浮かびません。
強いて言えば『峠の怪』がお勧めと言えるかも知れません。