【ほん呪】ほんとにあった! 呪いのビデオ #47【感想】

6 out of 10 stars (6 / 10)
2012年 65分

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泥人形

友人たちと山間部にある古びた旅館へ遊びに行った際、その室内で撮影した映像。トランプを楽しんでいると友人の携帯電話がふいに鳴る。その着信は投稿者からのものだと言う友人。だが投稿者の携帯電話はテーブルの上に置かれたままなのだが…。

感想

投稿者女性が友人たちを一緒に山間部にある旅館に出かけた際の映像で、宿泊していた部屋で撮られた物です。
室内にてトランプで遊んでいる友人たちを撮っている投稿者。
しかし突然友人の携帯が鳴り出し、発信者を見た友人は投稿者からと告げ、投稿者は当然ながら携帯は触ってないと答えます。
突如不穏な雰囲気となり、友人が電話に出ます。
すると友人の隣に泥を被った様な人影が現れ、投稿者がそれに気付いた事から一同はパニックに陥ってしまいます。
インパクトがありそうな展開ですが、肝心の人影が壁の色に近い為、初見だと少し気付きにくいかも知れません。

マヨヒガ

投稿者の男性が友人たちととある温泉地にあるという廃墟を探検したときの映像。友人の背後に二度に渡って見知らぬ女性が立っている。この時のメンバーは全員男であり、このような女性には見覚えがないのだが…。

調査パート感想

投稿者が友人たちと温泉地に出掛け、帰路で訪れた廃墟を探索した際の映像だそうです。
この旅行は投稿者友人が主催した様で、同行した友人のバイト仲間と投稿者は初対面だったのだとか。
多分友人は一緒に行けば楽しそうと思う面子に声を掛けたのでしょうが、声を描けられた側からすれば、微妙な人間関係だったという事も往々にしてある訳です。今回のケースもそうだったか迄は分かりませんが。
問題の帰路はこのバイト仲間が運転していたそうですが、近道しようとして道に迷い、大きな屋敷の様な建物に辿り着いたのだそうです。
そして映像を撮った後、投稿者は友人からバイト仲間が精神に異常をきたし、自宅療養になってしまったと聞いたそうです。

その後岩澤たちスタッフが投稿者を伴って現場へ向かうも建物を発見出来ず周辺住民から、ありもしない建物を見たという話があると聞きます。
その住民は山中の林道を進んでいると突然建物が現れるという話なので狐に化かされたのではと語ります。
その後ナレーションで「マヨヒガ」について簡単に説明された後、映像が紹介されます。

映像感想

屋敷の様だったという廃墟内を探索する投稿者たち。
そんな中投稿者が左手側にいる、友人のバイト仲間にカメラを向けると、背後から肩越しに女性らしき顔が映り込みます。
結構ハッキリ映り込んでいますが、短時間しか映っていないのが残念な所です。

シリーズ監視カメラ 公衆トイレ

とある市街地に設置された監視カメラの映像。画面左に公園内の公衆トイレが見えるのだが、女子トイレの電灯が不可解な明滅を始める。すると出入り口付近の壁に、まるでもがき苦しむかのような半透明の女性の人影が現れるのだが…。

感想

ある市街地に設置された監視カメラの映像です。
画面左手側に公園の物らしい公衆トイレがあり、そこの女子トイレ内照明が明滅し、入口付近に影が動いているのが確認出来ます。
ナレーションでは半透明の人影がもがき苦しんでいると説明されますが、そう見えなくも無いかという印象でした。

漫才の練習

大学生の投稿者が学園祭で披露する漫才の練習模様を撮影した映像。練習中、ふいに映像がフリーズして同じ箇所を何度もリピートし始める。そして不可解なことに友人の姿のみが透けてしまっている。さらにその背後に男性とおぼしき姿が…。

感想

投稿者が職場の同僚と一緒にゴルフの打ちっぱなしへ行ったときの映像だそうです。
投稿者は何気なく撮っていたとの事で、主に女性同僚が打つ場面が多く映っている印象です。
そんな中投稿者が男性同僚にカメラを向けると、その頭部が良く分からない形に歪んでいます。
投稿者はその場で気付いて、驚きのあまりカメラを止めたそうです。
起こる事象は良いのですが、終始カメラを横向きにした状態で撮られている為、見難い様に思われます。

心の闇

会社の同僚とゴルフの打ちっぱなしに行ったときの映像。カメラが同僚の男性の後ろ姿をとらえたとき、その頭部が極度に歪んでしまっている。数ヶ月後、彼はノイローゼになり首吊り自殺を図るのだが…。

感想

投稿者が職場の同僚と一緒にゴルフの打ちっぱなしへ行ったときの映像だそうです。
投稿者は何気なく撮っていたとの事で、主に女性同僚が打つ場面が多く映っている印象です。
そんな中投稿者が男性同僚にカメラを向けると、その頭部が良く分からない形に歪んでいます。
投稿者はその場で気付いて、驚きのあまりカメラを止めたそうです。
起こる事象は良いのですが、終始カメラを横向きにした状態で撮られている為、見難い様に思われます。

廃墟の演奏会

投稿者の男性が古い民家の廃墟に行った際、見つけたビデオテープの映像。ピアノ演奏をする女の子の後ろから近づいてくる半透明のドレス姿の女性。その後、映像は延々と足元付近を映し続けるのだが、ピアノの音に交じり何か呟くような女性の声が…。

感想

投稿者がある廃墟で見付けたビデオテープに収められていた映像で、ピアノの演奏会を撮った物の様です。
しかし廃墟で見付けた物を持ち帰るというのが良く分からないのですが、戦利品感覚なんでしょうか。

そして映像ですが、少女がステージ上で演奏を始めると、ステージ袖から半透明の女性が近寄って行くのが見えます。
その後映像はシートの足元付近を映しています。撮影者が気付いて逸したのでしょうか。
この辺りでステージ上の演奏と異なる、ピアノの旋律が混じる様ですが、分かりませんでした。
それから映像の終わり際に、シート脇から女性らしき顔が横向きで下りて来ます。ステージ上を映さないからカメラ前にやって来たのでしょうか。非常に執拗と言えるかも知れません。

投稿者は廃屋の子供部屋で見付けたと言ってましたが、ステージ上で演奏していた少女の部屋だったのかも知れません。
だとすれば撮影者は父親辺りでしょうか。
少女や一家がどの様になったかは最後にナレーションで述べられます。

死返(まかるがえし)前編

投稿者が大学の友人と水族館へ遊びに行った際、撮影した映像。水族館の様子を映していると、唐突に不可解な映像が挟み込まれる。それは派遣モデルをする友人がバイト先のスタジオでソファに座っている。すると友人の背後にある鏡に老婆とおぼしき姿が…。

調査パート感想

2本立て続けに映像が投稿れてきたというスタッフルーム。
映像が投稿されてくるのは平常では無いのかとも思いましたが、どういう事でしょうか。
1本目は女子大生である投稿者が、友人と一緒に水族館に行った時の映像ですが、その友人は行方不明になったそうです。
2本目は1本目の映像から1週間後に届いたそうで、封筒にメモリーカードが入っていただけで、差出人や手紙は無かったのだとか。
今更ですがデジカメだとメモリーカードで送られて来る訳ですが、実際にメモリーカードが届く場面は初めてと思われます。VHSテープと比べると脆そうなイメージですが、これからこういう場面も増えてくるんでしょうか。
2本目の映像も同じ水族館で、最初の映像と同じ時間辺りに撮られた物と見られた様です。

そこで投稿者から話を聞きます。
投稿者は友人に誘われて一緒に水族館に遊びに行ったそうです。しかしレストランに食事に行った時、友人は電話を掛けてくると言って外に出たまま行方不明になった為、捜索願いも出しているそうです。聞いた限り行方をくらます前兆などは無かった様です。
そして映像には友人が室内でソファに座っているのが映り込んでいたと言います。
また友人はアルバイトで派遣のモデルをしていたが、水族館の数日前にもモデルのバイトがあったそうですが、その時に何かあった様だと情報提供してくれます。
更にもう2本目の映像を投稿者に見せた所、この映像は友人が撮った物だそうです。だからと言って、友人が投稿したとは限らず、誰が何の為に投稿したのか気になる所です。
スタッフはメモリーカードが送られてきた封筒の消印を投稿者に見せて、友人と関わりのある場所は無いか尋ねますが、手掛かりは得られませんでした。
次に友人が所属していたモデル事務所に問い合わせた所、男性の依頼者からレンタルスタジオにモデルを1人で向かわせる様にという依頼だった様です。モデル1人で向かわせる様にという事だと、良からぬ事を考えている可能性は考えていなかったのでしょうか。
そこでスタッフ一同はレンタルスタジオへ向かい、そこには映像で友人が座っていたというソファが置いてあるのを見つけた所で、投稿者が投稿した映像が紹介されます。

その後調査が行き詰まりを見せた頃、スタッフルームにレンタルスタジオのアルバイトしていたという男性から連絡が入ります。そこでスタッフが男性から話を聞くと、スタジオを借りた人物について気になった事があったそうです。
スタジオを借りたのは沼田という4、50代で今回が初めての利用でも無かった様です。
しかし時間を過ぎても撮影終了の連絡が無かったため確認しに行くと、スタジオ中にカエルの死骸と血のような液体が撒かれているという阿鼻叫喚な有様で、スタジオは無人だったのだそうです。
これは田沼は出入り禁止どころか器物損壊で被害届出せそうな事案では無いでしょうか。
そして男性らが上司に報告し、田沼に連絡させようとした所電話が他人につながってしまっていた様です。
つまり連絡先などが虚偽だった可能性が高く、最初から真っ当では無い理由でスタジオを借りたのではないかと思われた所で差出人不明の映像が紹介されます。
カエルや血液が撒かれていたという事で、何らかのロクでも無い儀式が行われた可能性が高そうです。

1本目映像感想

投稿者と友人が水族館を楽しんでいる様子が映っています。
しかし突然、別の映像が割り込みます。
スタジオ内で投稿者友人とされる女性がソファに座っていて、その後ろにある鏡には友人の脇には老婆らしき人物が映っています。
また鏡の中には撮影器具の類は映っていません。
そして鏡の中の老婆が、ゆっくりとこちらを振り向いた後もとの映像に戻ります。

2本目映像感想

水族館を楽しんでいる映像という点では1本目と同様です。
1本目は投稿者が撮った物で、2本目は失踪した友人が撮った物だそうです。
そして1本目と同様、別の映像が割り込みます。
しかしそれは大分様相が異なっていて、老婆らしき顔が大写しになり「オマエノカラダニシヨウ」と話しているような音声が入ります。
全体的に不気味な印象だった1本目と比べ、衝撃的な印象を受ける映像となっています。
おそらく2本の映像に映る老婆は同一ということになるのではと思われます。

まとめ

紹介される数としては少なめな印象を受ける本作です。
しかし長編の前編であるメインの『死返(まかるがえし)前編』が映像的な意味で二本立てになっているため意外とそうでも無いのかとも思いました。
全体を通して平均的な印象を受けそうな所で、終盤に恐怖感の高い映像が置かれています。
そういった訳で本作でのオススメは『廃墟の演奏会』『死返(まかるがえし)前編』となります。