2012年 65分

目次
雨女
投稿者の男性が恋人とドライブした際、立ち寄った高速道路のサービスエリアで撮影した映像。軽食を取りながら談笑する彼女の画面の右端に赤い傘を持った女性が立っている。さらにその直後、恋人のすぐ背後に同じ人物と思われる女性が…。
感想
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投稿者が彼女とドライブに出かけた際、途中で立ち寄ったサービスエリアで撮影した映像だそうです。
投稿者カップルは飲食店で賑わうサービスエリア内を見て回ってから、軽食をとります。
そして投稿者と向かい合って座っている彼女の後方から傘を差した人物が近付いて来るのが見えます。
ただこの部分のカメラワークが不自然過ぎて、映像全体のクオリティが低く見えてしまいます。
それから投稿者が彼女へカメラを向けた際、背後に傘を差した人影が現れて顔を隠していた傘を退けると、顔がありませんでした。
映像自体は気味が悪いという印象を受けますが、カメラワークが露骨過ぎてやや冷めた目で見てしまいます。
シリーズ監視カメラ マンションロビー
とあるマンションのロビーに設置された監視カメラの映像。ポストから郵便物を取り出し歩き出す女性。するとふいに奇妙なノイズが発生し、次の瞬間、彼女の背後に女性と思しき姿が現れる。だがその顔は穴が空いたかのように真っ黒なのだが…。
感想
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あるマンションのロビーに設置された監視カメラの映像です。
このマンションは投稿者の彼女が住んでいたそうですが、彼女が行方不明になってしまったそうです。
そこで何らかの事件に巻き込まれたのでは無いかと考えた投稿者は、彼女の両親と一緒に管理会社を訪れ、監視カメラの映像を見せてもらったそうです。
投稿者だけなら管理会社もカメラ映像を見せなかったでしょうが、両親も一緒ならといった所でしょうか。
そして映像ですが、投稿者の彼女である女性が、マンションのロビーから移動しようとした際にノイズが走り、背後に顔が黒塗りされた様な女性らしき人影が現われます。
そしてノイズが消えると人影と彼女どちらも姿が消えてしまってます。
人が消えてしまう瞬間の映像という点ではPart41『アメリカの友人』に通じるインパクトがあります。
続・首の家 憑いてくる怨霊
『首の家』の投稿者の恋人から手紙と投稿映像が送られて来た。手紙によると投稿者は、峠を走行中にバイクが転倒、首の骨を折り、即死したというのだ。恋人は『首の家』の映像とその死には関係があるのではないかと言うのだが…。
調査パート感想
続とついている様にPart45『首の家』の後日談と言える内容になっています。
スタッフルームに『首の家』投稿者の彼女だったという女性から映像と手紙が届き、投稿者が事故死じていた事を知ります。
女性から話を聞いた所、女性は投稿者が廃墟へ行っていた事や映像の事を知らなかった模様です。
しかし投稿者は事故死する前に大学の友人たちと飲みに行っており、女性がその様子を撮っていた所、投稿者の背後に顔が映り込んでいて、それが『首の家』の顔に似ているそうです。
そして投稿者に同行していた友人の連絡先を聞こうとしますが、女性からは友人も事故に遭い入院していると告げられます。
スタッフ一同は女性に教えられた友人実家を訪れますが、取材を受けられる状態では無いと拒否されてしまいます。
また映像で同行して女性は友人の彼女だそうですが、一緒に事故に遭い半身不随とこちらも深刻な様です。
映像に映った3人全員が漏れなく事故に遭い、死亡、重傷、半身不随とはここまで凄まじい霊障もそう無いでしょう。
その後スタッフの元に、投稿者友人から手紙とSDカードが送られてきます。手紙は事故の経緯が記されていて、SDカードは『首の家』で撮影していたデジカメで使用していた物で、現場で撮った写真の半数ほどに赤い光が入り込んだ心霊写真となっていました。
また映像を紹介した後、河合がテープを神社へ持っていく場面が映されています。
映像感想
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『首の家』投稿者の彼女が撮ったという映像は、飲み会の様子を撮った物です。
カメラが投稿者へ向けられる度に、映像がカクついて途切れがちな印象を受けます。
そして投稿者の後ろに『首の家』に似た顔が現れるのですが、それが肩越しとかでは無く、脇の下という微妙な位置に現われます。
顔自体はハッキリ映っているのですが、位置の為か初見では分かり難い印象を受けました。
ワカサギ釣り
友人達と共に東北の湖へワカサギ釣りに行ったときの映像。ワカサギを釣るために穴を掘る友人。その足元、雪の積もった湖面にいくつもの顔と思しきものが浮かび上がっている。投稿者によるとこの湖は自殺の名所としても有名な場所だと言うのだが…。
感想
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投稿者が友人たちと一緒に、東北地方の湖へワカサギ釣りに行った時の映像だそうです。
友人たちがワカサギ釣りする為の穴を開けている時、湖面の氷上に複数の顔らしき物が映り込んでいます。
たまたま顔に見えただけという可能性もあり、微妙な所です。
歩道橋の怪
投稿者が大学時代の友人達と再会した際、撮影した映像。 友人の自宅へ車で移動中、歩道橋を通過しかけたとき、投稿者の驚きの声と共に車内に衝撃音が響き渡る。車は急停車し、投稿者は慌てて車外へ飛び出すのだが…。
感想
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投稿者が大学時代の友人たちと再会した際に撮影した映像だそうです。
友人宅へ向かって車で移動を始めた投稿者達。しかしある歩道橋の下を通過しようとした際、投稿者が何やら声を上げると同時に、車内に衝撃音が響きます。
何事かと車を下りて確認する友人たちですが、特に異常は無い様子です。
しかし投稿者のカメラには車の屋根で仰向けに横たわる男性らしき姿が映っていました。
男性は口などから出血している様に見えるなどハッキリ映り込んでおり、カメラを睨んでいる様にも見えます。
本作の中では比較的インパクトがある映像と思われます。
友達
大学時代の友人達ととある河原でバーベキューをしたときの映像。突然、不可解な映像が挟み込まれる。そこには1人の男性がおり、その男性の顔が奇妙なノイズと共に歪む。さらにその口元が不自然に動き出し「シヌヨ・・・タスケテ・・・」とつぶやくのだが…。
感想
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投稿者が大学の友人達と一緒に河原でバーベキューした時の映像だそうです。しかしその映像に奇妙な物が紛れ込んだといいます。
賑やかな河原の映像に、突然別の映像がノイズ混じりに割り込みます。
割り込んできた映像には、顔が歪んだ男性が映り込んでいて、「しぬよたすけて」と聞える音声も入り込むなど不気味な物になっています。
この映像に映っている男性は投稿者の友人で、映像も元々3年ほど前に仲間内の同窓会を開いた際に投稿者が撮ったものだという事だそうです。
その際の映像も紹介されますが、何事も無いごく普通の飲み会といった様子の映像でした。
割り込んできた友人は、バーベキューが行われている最中に自殺してしまったそうで、その事を伝えるメッセージと解釈出来ますが、自殺なら実行前に助けを求めるべきでは無かったかと思います。
闇鍋
バイト先の仲間や恋人と闇鍋パ ーティーを催したときの映像。皆で闇鍋を楽しんでいると、ふいに画面左にいる友人の背後から不気味な女性の顔が現れる。その直後、投稿者は灯りをつけるが友人の背後に人影はない…。
感想
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投稿者がバイト先の友人らと闇鍋パーティーを催した際に撮影した映像だそうです。
暗い室内で鍋を囲む投稿者たち。これ絶対背後の暗闇に現れるだろうと思わせてくれます。
しかし最初のたくあん(?)はまだしも、その後入れているタブレット錠は鍋が不味くなるだけだと思うんですが。
そんな不味くなってしまった鍋の汁を啜って悶絶する友人たちの間に、女性らしき人影が這い出る様に顔を出します。
しかし投稿者が気付いてカメラを逸らすと慌てて照明を付けてしまいます。
現れた顔はハッキリ映っているコトもあって、なかなかのインパクトと言えます。
死返(まかるがえし)中編
トンネルと思しき場所を進んでいく投稿者の映像。やがて周辺はうっそうと茂る雑木林へと変わる。そして映像の終わり際、老婆と思われる姿が佇んでいる。取材班が確認する限り、その姿は前編の投稿映像にも映っていた老婆とよく似ているような気がするのだが…。
調査パート感想
映像に関して、主に田沼に関する調査方針を話し合うスタッフ一同。
その中で田沼は他のモデル事務所にも派遣依頼をしていたのではと菊池が言います。
それを受けて、関東圏内にあるモデル事務所に連絡して確認を取った所、前年の三月から年末に掛けてモデル事務所に依頼の連絡をしていた事が分かります。
しかし依頼内容が怪しい事から、どの事務所も依頼を断っていたようですが、そんな中1ヶ所の事務所が依頼に応じてモデルを派遣していた事が分かります。ブラック事務所でしょうか?
例によって派遣されたモデルは既に事務所を辞めてしまっていたそうで、その元モデルと仲が良かったというモデルから話を聞くことになります。
そのモデルによれば、辞めてしまった元モデル・篠田さんは辞める前の時期はボンヤリしている事が多く、突然叫びだす事もあったのだとか。
そして辞めて後は音信不通になっていたのだそうです。
そのモデルは田沼と人物に心当たりは無いそうでですが、その代わりにという事か篠田さんの彼氏だった男性の連絡先を教えてくれます。なぜ彼女が連絡先を知っているのかと少し勘ぐってしまいます。
そしてモデルから紹介された男性、松木氏から篠田さんについて話を聞きます。
松木氏が言うには、篠田さんは体調を崩してモデル事務所を辞めて実家に帰って暮らしていたそうですが、自殺していたとの事です。また松木氏は田沼という人物について心当たりは無いそうです。
しかし篠田さんが自殺する前日、「大事な話があるから連絡が欲しい」と留守電が入ったいたそうです。
篠田さんの実家に何か手がかりが無いか調べると松木氏が帰っていく所で、篠田さんからの留守電が紹介されます。
その留守電メッセージ内に聞こえるノイズを、菊池が大きく聞こえるよう加工した所、不気味な音声らしきものが入り込んでいたとの事です。
何者かが呪文らしき物を唱えている様に聞こえるそうですが、何やらブツブツ言っている様に聞こえるため読経とかにも捉えられない事は無いのではとも思えます。
その後投稿者から連絡があり、行方不明の友人である斉木さんの目撃情報があったとの事だそうです。
岩澤らがその目撃者である投稿者友人から話を聞いた所、目撃者が歩いていた所すれ違った女性の顔を見た所、行方不明の斉木さんだったそうです。目撃者は背後から呼びかけるも反応は無く、そのまま街路の角を曲がってしまった様です。
岩澤は目撃者から斉木さんが去って行った方向を確認した後、周辺で聞き込みを行いますが、他に斉木さんを見たと人物は現れませんでした。
その後松木氏から連絡があり、篠田さんの私物を確認した所気になるものを見つけたとの事だそうです。
それを送って貰った所、セロテープでグルグル巻きにされたミニDVテープだそうでした。
同封されていた手紙によれば、このテープは篠田さんが実家で使用していた机の引き出し奥深く、隠すように仕舞われていたのだそうです。
松木氏はテープの中身は確認していないそうですが、テープの状態を見ればそうだろうと思ってしまいます。
そして岩澤がセロテープを剥がし、テープの内容を確認するスタッフ一同。
どうやら廃墟を撮った映像のようで、廃墟やトンネルらしき場所が映し出され終わり際に不可解な現象が記録されていたのだとか。そしてこの映像を撮影したのは篠田さんが実家に帰る直前の様です。
菊池が映像が撮影された場所を調べた所、廃墟マニアでは知られているのか意外と早く判明し、ある廃墟サイトによればかつて結核病棟だったそうです。結核病棟跡の廃墟はシリーズで何度か登場している印象です。
そしてスタッフ一同が廃墟へ調査に向かうことを検討していた所、河合が足を骨折してしまいます。
どうやら『続・首の家』でテープを神社へ持って行った帰り、自動車に撥ねられて骨折したそうで、全治2、3ヶ月だそうです。
そこで河合はしばらく現地調査を離れ、デスクワークに専念して貰うことになります。
そして映像紹介の後、骨折した河合を留守番にして、岩澤と菊池は廃墟へ向かう所で次回へ続きます。
映像感想
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元モデルである篠田さんが撮影したと見られている映像です。
廃墟やトンネル跡などを歩きながら撮影していますが、全編に渡って篠田さんの物と思われる女性の荒い息遣いが入っていて少し異様な印象を受けます。
トンネルらしき場所を抜け、雑木林らしき場所に出ます。
その際映像の終わり際、画面右端に老婆らしき白い人影が映り込みます。
しかし画面端である事と、篠田さんが気づいてすぐにカメラを逸らしてしまい映っている時間が短い事から分かり難いという印象を受けます。
まとめ
長編『死返(まかるがえし)中編』をメインとした本作ですが、メイン映像は前回より地味となっています。
しかし他の映像が概ね平均以上と印象を受けます。
映像面以外でも別のエピソードでのスタッフルームでの出来事が、メインエピソードでトラブルという形で反映されるといった意外性ある事態も印象的と言えます。
そんな本作でオススメといえる映像ですが、『シリーズ監視カメラ マンションロビー』『友達』『闇鍋』辺りでしょうか。
本作は見応えある映像が多く少し迷いました。