2014年 約60分

吊り橋
投稿者の男性が恋人の女性と共に、とある山へハイキングに行った時の映像。ハイキングの途中に見つけた吊り橋を渡る投稿者達。ふと、恋人の女性が、吊り橋の床板を踏み外して転んでしまう。助けようとして、近づく投稿者。その後、床板の隙間にカメラを向けた時、男性と思しき顔が不意に現れる・・・。
感想
投稿者が彼女と一緒にある山へハイキングに行った時の映像だそうです。 投稿者カップルが山中を進んでいると吊り橋を発見します。渡りたい様子の彼女に対し、投稿者は気が進まない様に見えます。帰りも渡る必要がある訳ですので、出来れば渡りたくないと言うのは分からなくもありません。 しかし結局彼女が先に渡りはじめ、投稿者は後ろから付いて渡ります。それから投稿者がカメラを下に向けると、踏み板とその間に下の川が見えます。 その時前方を渡っていた彼女が転倒しているのが見え、投稿者が助け起こします。どうやら踏み板が外れている箇所があって、踏み外してしまった様です。これはなかなか危険と言えそうです。 投稿者が彼女に声を掛けながら下を映していると、不意に横から男性らしき顔が出てきます。気付いて慌てた様子の投稿者ですが、よろめいたり転倒しなかったのは踏ん張ったと言って良いでしょう。 現れる場所は予想出来ますが、それでも現れる顔でなかなかのインパクトがあるという点ではPart56『手鏡』の様な印象を受けます。
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女首
投稿者の男性が、高校時代の友人2人と会った時に撮影した映像。久しぶりの友人と食事に行く為、駅前で合流し車で移動。走行中、フロントガラスに向かって何か人間の頭部のようなものがぶつかってくる。車を停止させ車の外に出ると、車体の下から人間の顔のようなものがゆっくりと出てくるのが映り込む・・・。
感想
投稿者が高校時代の友人と会った時の映像だそうです。 投稿者たちは食事に行くために、とある駅前で合流した後、友人の1人が運転する乗用車に乗って談笑しながら移動します。 そんな時、向かい側からやって来た何かがフロントガラスにぶつかります。車を停めて周囲を調べる投稿者たちですが、ぶつかった物を見つけられません。 しかし下を向いたカメラが車体の下から血塗れた顔が出てくるのを映していました。 衝突したのはこの首であると解説されますが、リプレイでもそういう風に見えませんでした。 ただ下から出てくる顔はいくらか不気味な印象を受けます。
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盆踊り
投稿者の男性が恋人と共に、地元のお祭りに行った時に撮影した映像。投稿者が、盆踊りをしている人々を撮影している時、画面右に浴衣を着た少女が立っている。更にその後、カメラを下におろした時、同じ人物と思われる少女が、投稿者の足元にしゃがんでいるのが映り込む・・・。
感想
投稿者が彼女と一緒に地元の祭りに行った時の映像だそうです。 屋台に行ったりと楽しげな様子の後、盆踊りの模様が映されます。 盆踊りの様子を撮っていた投稿者が、カメラを右に振ると浴衣を着た少女らしき姿が映りますが、明らかに生者の物で無い顔がチグハグな印象を受けます。 それから投稿者がカメラを下に向けると、同じ少女と思しき姿が、投稿者の足下にうずくまっているのが映されます。 映像としては二段構えになっていますが、1回目に映り込むのがやや分かり難いのと、顔が浮いている印象を受けるのが気になるとも不気味さが強調されているとも取れる映像です。
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シリーズ監視カメラ バックヤード
個人経営のコンビニエンスストアのバックヤードに設置されている、監視カメラの映像。男性が、画面奥の扉を開けて事務所内から外に出て行く時、扉の外に、制服姿の女の姿が映りこむ。更にその後、男性が画面手前の来た時、同じ制服姿の女が、追いかけるかのように現れる・・・。
感想
個人経営コンビニのバックヤードに設置された監視カメラの映像だそうです。 事務所にいた男性従業員がドアを開くと、ドア向こうの通路に学生服を着た女性らしき姿が映り込んでいるのが見えます。 その後別の場面で男性従業員が移動しようとすると同じ女性が現れ、男性従業員に付いて行きます。 女性らしき姿はハッキリ映っていますが、最初のドア向こうに映った辺りは出来過ぎ感があるという印象を受けます。これで何かしらインパクトがあれば印象は違ったかも知れませんが、そんな事もなく微妙という気がします。
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足元
投稿者の男性が大学の友人達と、ある有名な温泉に行った時に見つけた廃虚を探索した時の映像。ある部屋で、床の方へカメラを向けている時、着物姿の人間の足元が映り込む。投稿者が再度、カメラを向けるがそこには誰もいない。その後、友人の方にカメラを向けると、部屋の外から覗きこむ、老人の顔と思しきものが映りこむ・・・。
感想
投稿者が友人たちと一緒に温泉旅館に行った際に撮影したという映像です。 投稿者によれば、温泉に入る前に散歩していた所、一軒家の廃屋を見付けた為探索したのだそうです。まさに散歩感覚で廃墟探索といった所でしょうか。 1階を探索し終えて2階の探索へと映ったそうで、映像では仏壇を調べている怖い物知らずといった様子の友人たちが映っています。 仏壇の前には数珠や香典袋が落ちていて、放棄される直前に法事があった物と思われます。そしてその床を映していた映像の片隅に着物を着た男性の物らしき足が映り込みます。 不審に感じたのか、投稿者がカメラを前方に向けるも誰もいません。 それから投稿者が友人にカメラを向けると、友人の背後にある出入口から男性らしき顔が横向きで投稿者たちを見つめているのが見えます。 投稿者はそれに気付いて絶叫します。 こんな体験してしまっては温泉どころでは無い気もしますが、どうだったのでしょうか。それとも血も凍るほどの恐ろしい体験した後の温泉は格別だったのでしょうか。 いずれにせよこの映像はインパクト十分な二段構えとなっています。
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遊園地
投稿者の女性が実家の物置を整理した際に見つけたという映像。30年ほど前、親戚家族と、とある遊園地に行った時に撮影したもの。白壁の建物前の卓球台で遊ぶ投稿者達。すると突然、画面全体が変色し、数人の人影のようなものが歩く姿が映り込む。更にその際、念仏のようなものが聞こえる・・・。
感想
投稿者が実家の物置を整理していた際に見付けた映像だそうです。 30年ほど前に親戚たちとある遊園地に遊びに行った時の映像だそうで、昭和な雰囲気が漂っています。 そして卓球台で遊んでいる場面で、突如画面が紫色に染まると念仏らしき音声が入り込み、更には数体の人影らしき物が歩いている姿が映り込みます。 恐怖感はそれほどではありませんが、異様な印象を受ける映像と言えます。
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邪心 中編
邪心 中編
制作委員会に送られてきた2本の投稿映像には、同じ女性と思われる顔が映り込んでいた。話を聞くと、撮影後、映っている友人や恋人が謎の自殺や失踪をしていた。投稿者の大江さんの失踪した恋人、新庄さんに恨みを持つという、村上さんに話を聞く。彼はネット上の「復讐サイト」の掲示板に、新庄さんへの愚痴を書き込んだというのだが・・・。
感想
長編「邪心」の中編に当たります。 まず前編のあらすじが紹介され、そして映像に映った女性らしき顔は「死神」の物と見られ、連絡を試みるも返信が無かったと言うことが伝えられます。 復讐サイトで死神と連絡を取ろうとしていた所、死神と連絡を取り合っていたという徳村氏(仮名)という人物からメールが来たと森澤から報告されます。 そこで徳村氏と連絡を取るように菊池が指示し、それから話を聞くことになります。 徳村氏はネットで復讐系サイトや自殺系サイトが見るのが好きだったそうで、複数の復讐サイトで死神というハンドルネームの人物が、同時期に同じ様な書き込みをしているのを見つけたといいますが、あまり人に言えない様な趣味と言えそうです。 さらに徳村氏は面白半分で死神にメールを送ったと言い、死神からは復讐したい相手がいるなら、見ると不幸になる映像を送ると返信が来たのだそうです。 これらのメールを見せてもらう事は出来るかスタッフが尋ねた所、フリーメールで連絡を取っていたので残っていないの事です。良く分からない相手なのでいわゆる捨て垢でメールのやり取りをしていたのでしょう。 また徳村氏が死神に対し復讐したい相手がいるか尋ねた所、中学の時に自分をいじめた奴らを絶対許さないと、学校名や人名まで含めて記載した長文メールが送られてきたそうです。これにはさすがの徳村氏もドン引きしたらしく以降はメールを無視したため連絡は途絶えたと言います。 そして徳村氏から得た情報を元に詳しい事を調べようとしたスタッフですが、徳村氏は長文メールに記載されていた人名は忘れたと言っていた事から学校名から調べた様です。やがて森澤がそれらしい中学校を見つけたと報告してきます。 そこで菊池は森澤と新たに加入した演出補増本を伴って、調査へ向かいます。件の中学校へ到着した菊池たちは学校に取材可能か増本に確認さますが案の定断られます。個人情報などの関係などがあった様ですが、呪いのビデオやらいじめやら言えば学校からすれば個人情報以前の問題と言えそうです。 そこで菊池たちは学校でいじめがあったか近隣で聞き込みを開始しますが、入ってくる情報はバラバラです。新設校でも無い限りいじめというのは少なからずあるはずなので仕方ないと言えます。さらにはいじめは見えない所で行われているのではという住民もいます。 しかしその中学校の卒業生という高校生に話を聞いた所、7、8年前に女生徒がひどいいじめを受けて、引きこもりになったという噂を聞いたそうです。女生徒の名前など詳しい情報は分からないと言い、そこは噂と言うべきでしょうか。 しかし最近になってその女生徒をいじめていた人物たちが不幸が襲う様になったらしいという情報も付け加えます。聞けばいじめの噂は先輩から聞いたと言い、菊池がその先輩に話を聞かせてもらえないか尋ねたため、高校生はその先輩に電話して尋ねます。 聞けば先輩の先輩というFOAFの様な人物がいて、その人物が女生徒の同級生だったのだそうで、後日詳しい話を聞かせてもらえる事になりました。 菊池たちはさらに死神との連絡を試みる事にしますが、これまで上手く行っていません。そこで架空の復讐依頼で連絡を取ることにします。増本が書いた復讐依頼メールを菊池が確認した所対象が職場の人物で、その人物は自分の言うことをすべて否定するなどと言う内容でした。 それを見た菊池は架空の復讐依頼である事を確認しますが、心当たりでもあったのでしょうか。 そんなやり取りで続きます。
続・邪心 中編
死神とメールをした事があるという徳村さんとの取材の中で、過去にイジメられた「北第2中学校の奴らを許さない」という返信を死神が送ってきた事を知り、取材班は該当する中学校と思われる学校を調べ、近隣住民に聞きこみを重ねた。その取材の過程で出会った島本さんから、問題の中学校の過去のイジメについて取材をした・・・。
調査パート感想
スタッフはいじめられていた女性との同級生だったという谷岡氏(仮名)という人物が紹介された為、取材します。 谷岡氏によれば倉本さん(仮名)という人物がいじめを受けていたそうで、暗いイメージから「死神」というそのままなあだ名を付けられていたと言います。 流れからいって、この倉本さんという女性が死神で間違いなさそうですが、イジメで付けられたあだ名を名乗るのはどういう心境なんでしょうか。死神と呼ぶなら本物の死神になってやるといった所かも知れません。 イジメを中心になって行っていたのは女生徒3人組のグループだそうですが、学校の事なかれ主義やイジメグループの勝手な思い込みでエスカレートした結果、倉本さんは不登校になった後引っ越したそうです。 そして半年ほど前同窓会があったそうですが、会場に髪ボサボサの姿で現れ「私をいじめていた人は皆不幸になる」と叫んで去っていったとの事です。 多分誰もが来ないと思っていたか、忘れていたと思われますが、会場の雰囲気を悪くしていったのかも知れません。 その後イジメグループの内、1人は交通事故で亡くなりさらに1人は重病で入院中らしいとい言います。 残る1人である清水さん(仮名)について、谷岡氏は気になる事があるそうです。 何でも清水さんは半年前の同窓会に来ていて、二次会で谷岡氏がカメラで撮影していたそうです。 ビデオカメラで撮影していたという事は、その映像に異常が起こっていた訳で、さらに清水さんは精神的な病気に罹り実家で療養中で、現在引きこもりの様な生活だと言います。 そして森澤は谷岡氏から倉本さんが映った卒業アルバムと二次会の映像が入ったSDカードを受け取ります。卒業アルバムに写真があるのかと思いましたが、登校拒否になったのが中3の時と言ってましたので、その前に写真撮影していたという事でしょう。 そして菊池と森澤は谷岡氏からの情報で清水さん宅を訪れます。 インターフォンに出た清水さん母によれば現在部屋から出られる状態では無いと言います。 そこで母親が何か聞いて無いかと2点質問しますが、2点目の質問である、見ると不幸になる映像について聞いたことがあるか尋ねた所、絶叫と衝撃音が閑静な住宅街に響き渡ります。 どうやら話を聞いていたらしい清水さんが、部屋から物を投げつけている模様です。 それが収まった後、菊池に促された森澤が再度インターフォンを押すも反応はありませんでした。娘が部屋で暴れだしてそれどころでは無いのでしょう。 そこで菊池たちが諦めて帰った所で映像が紹介されます。
映像感想
同窓会の二次会で、谷岡氏が撮ったという映像です。 谷岡氏を含む4人の男女が、席に着いて酒を飲みながら談笑しています。 そんな映像にブロックノイズ入り、その後フラッシュが光った際に顔らしきものが映り込みます。後者については瞬間的なのでリプレイでないと分かり難いといった印象です。 原因の性質上仕方無いのかも知れませんが、現象としては前編とほぼ同じなのが残念な所です。
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まとめ
長編『邪心』の中編がメインとなった本作ですが、このメインに関してはほぼ話を進めるだけの回だったと言えます。しかし次回は死神との直接対決となりそうです。 メイン以外は全体的に前回と比べて盛り返した印象があります。 インパクト充分な映像もありましたが、二段構えになった映像が多めなのも特徴的と言えそうです。 そんな本作でオススメなのは『足元』と『吊り橋』となります。