【ほん呪】ほんとにあった!呪いのビデオ68【感想】

2016年 約92分

5 out of 10 stars (5 / 10)
スポンサーリンク

置き傘

投稿者の男性が、恋人の女性とデートの帰りに公園で撮影した映像であるという。途中、雨が降って来て傘をさす恋人の女性。すると彼女の頬に赤い血のような物が落ちて来る。その後、傘の方を映したとき、裏側に、巨大な女の顔と思しきものが張り付いているのだが…。

感想

投稿者がデート帰りに彼女と帰りながら撮影した映像だそうです。
投稿者カップルは公園らしき場所で談笑しながら歩いていますが、その際投稿者は傘をどこからか持ってきた様な事を話しています。傘の持ち去りは迷惑なので、やめて欲しい所ではあります。
ただ今回の傘は投稿者が言うには忘れ物であった模様です。
そんな時雨が降ってきて、彼女は持っていた傘を差します。しかしそれでも雨粒が当たると言って見れば、血液らしきものが付着しています。
そして開かれた傘の内側に顔らしきものが映り込み、それに気付いた投稿者が叫び声を上げ映像は終わっています。
映り込む顔は分かりやすく、インパクトもそれなりといった印象ですが、初手の掴みとしては少々弱い気がしなくもありません。

恐怖度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
衝撃度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
不気味度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
奇妙度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
Average:4.8 out of 10 stars (4.8 / 10)

花束

投稿者の女性が7歳になる自分の娘を公園に連れていったときの映像であるという。投稿者の娘である少女が遊具の近くでしゃがんでいる時、一輪の花を持っている手をカメラが写すと、少女の手に重なるように別人の手が映っている。さらにその後、少女の背後に腕のない軍服姿の男性と思しきものが映り込む…。

調査パート感想

投稿者女性が娘を公園に連れいていった時の映像だそうです。
投稿者から話を聞いた所、その日最寄りの公園が混んでいたそうで、少し離れた所にある公園で遊んだと言います。
そして単身赴任中の夫へ娘を姿を見せるため映像を撮っていたと言い、そういったシチュエーションが何となくPart18『ビデオレター』を連想させます。
やがてアスレチック遊具の上へ登っていった娘を探して投稿者も跡を追うと、松ぼっくりなどを拾っていた娘は手に花も持っていたそうです。聞けば公園端辺りの道路沿いに供えられていた花を持ってきたとの事で、それを聞いた投稿者は花を元の場所に戻させたと言い、投稿者が常識ある母親である事が伺えます。もっともこの流れで花束を戻させなければ色々マズそうな気もしますが。
その後戻した物と同じ様な花を持っていたので、どうしたのか聞いた所その辺りで拾ったと答えたそうです。
そしてこの日の映像を夫に送った所、おかしな物が映っていると指摘されたと言います。

それから菊池たちは投稿者と一緒に花束が供えられている場所へ向かいますが、件の花束は定期的に取り替えられている様子です。
その様子を見た菊池は、花束は歩道の脇に供えられていたが、事故が原因なら車道側に供えるのでは無いかと指摘します。
つまり道路では無く公園側にいわくはあるのではという事の様です。
その後菊池たちは公園周辺で聞き込みを行うも有力な情報は得られなかったものの、二週間ほど経ってから近隣住民から情報がもたらされます。
それは住人が父親から聞いた話だそうで、60年ほど前、その場所は廃屋があり両足と片腕の無い傷痍軍人が住んでいて、物乞いをして暮らしていたそうです。
ある冬、その傷痍軍人はゴザの上で苦しんでいるのを近隣住人から見捨てられ亡くなったと言います。
そして30年ほど前、廃屋があった場所に公園が造成されたが、子供の事故が頻発した事から傷痍軍人の祟りでは無いかという噂が流れたそうです。
それから供え物がされるようになったそうで、花は複数の人が交代で供えていると言います。
ただそういった場所なら造成前に供養なりお祓いなりするべきでは無かったかとも思われますが。それに見捨てられて亡くなった傷痍軍人からすれば祟りたくもなるのではという気がします。

映像感想

供え物の花を戻した後、遊んでいて花を拾ったという娘の姿を映している時、その手に他の手が重なります。
さらに娘が移動すると元いた場所の背後に軍服姿の人影が映り込みますが、娘がいた場所の後方という位置がいかにもありがちといった印象は拭えません。
さらにどちらも映っている時間は短く分かり難いと感じられました。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:2.3 out of 10 stars (2.3 / 10)

ホテル

投稿者の男性が友人と二人で、北陸地方を旅行した際、途中立ち寄ったホテルの廃墟に興味本位で入った時の映像。廃墟内を進む投稿者と友人の男性。廃墟内のバーカウンターを撮影したあと、廊下の暗がりを映した時、地面に横たわる女と思しき姿が映り込む…。

感想

投稿者が友人と北陸地方に旅行へ行った際、立ち寄ったホテルの廃墟で撮った映像です。
その映像にはスマホを手に探索する投稿者たちの様子が映されています。
そしてバーカウンター跡らしき場所を投稿者たちが訪れた際、床に女性らしき姿が横たわっているのですが、リプレイでかろうじて分かるレベルで、インパクトという点では乏しいと言えます。廃墟探索の映像なのでいくらか不気味な雰囲気があるといった所でしょうか。

恐怖度:2 out of 10 stars (2 / 10)
衝撃度:1 out of 10 stars (1 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2 / 10)
Average:2 out of 10 stars (2 / 10)

禁忌 中編

中国国内で冥婚目的の遺体の売買が、多く行われているという。正規の売買だけでは需要を補いきれず、他人の墓を掘り起こすなど、遺体窃盗、密売事件が頻発しているらしい。墓から女性の死体を盗掘し、病院の遺体搬送記録を偽造し、冥婚用に販売していたとして、死体盗掘・密売グループが摘発されている…。

調査パート感想

前編の続きです。
菊池たちは八幡さんが病院へ運ばれた後も調査を続けていた様ですが、これといった成果は無かった模様です。
しかしそんな時、阿草が似たパターンの映像をデータベースで探したと言い、そうすると万里の長城で撮った映像が近いのでは無いかとの事です。
そして川居が言うには映像に映る女性は既に亡くなっていると言い、さらに女性はストーカーに遭っていたのだそうです。
そして万里の長城で撮られた映像の投稿者である崔さんに話を聞きます。
崔さんが言うには、中国で友人の周さんが近所の車両工場で起こった爆発事故に巻き込まれて亡くなったと言います。
なんでも周さんは亡くなる前、家に盗聴器を仕込まれるなどストーカーに悩まされていたそうで、さらに周さんの葬儀後、埋葬前に遺体が盗難されていたと言います。
しかし周さんからすればストーカーから爆発事故による火災、死後も遺体の盗難とか踏んだり蹴ったりでは無いかとも思えます。
そして映像は周さんが亡くなる三週間前に送られてきた物だと言います。そこで崔さんに八幡さん宅で撮られた映像を見せ、音声を比較してもらった所似ている気がするとの返答を得ました。

そしてスタッフ一同は周さんについて調査を開始した所、周さんの生前同僚だった女性から話を聞くことに成功します。阿草が中国語で電話インタビューした所によると、周さんは生前、同僚男性に付きまとわれていたそうです。しかし同僚男性は周さんが亡くなる少し前、自宅で焼死体となって発見されていたと言います。
相手が分かっているなら訴える事も出来たのではという気もしますが、そうこうしている間に相手が焼死してしまったと言う事もありそうな気がします。
そして阿草は同僚男性と周さんの死には類似性があるのでは無いかと言い、調べた所若くして亡くなった男女を結婚させて弔う冥婚という儀式があると報告します。
なんでも中国では、冥婚用に遺体を売買する目的で墓を掘り起こす事件も起きており、更に人身売買で買った女性を冥婚用に殺害して売買する事件も起こっていると言います。
こういった儀式目的で殺人する犯罪者が蔓延っているのも大概な気もしますが、かの国では冥婚のニーズも一定数はあるとでも言うのでしょうか。
そして周さんの遺体が盗まれたのも冥婚目的では無いかと推測されました。

そしてスタッフ一同は冥婚について調査を開始し、菊池と川居が調査結果について話し合います。
なんでも冥婚とは若くして未婚でかつ同時期に亡くなった男女を婚姻させるそうです。そこで周さんの遺体はストーカーしていた同僚男性との冥婚のために盗まれたのでは無いかとの推測がされます。
更に冥婚相手は同じ様な状況で亡くなった異性が望ましい言われているそうで、周さんと同僚男性の死因が似ているのもそのためかと見ている様です。
もし周さんが冥婚目的で焼死させられたのであれば、調査出来る範疇でなくなるのでな無いかと川居は懸念を示して映像が紹介されます。
確かに周さんが亡くなった原因が人為的な物であれば、菊池たちは海外の犯罪者を相手にしないといけない可能性もありますので、そんな事になれば命がいくつあっても足りない事態に陥りかねないのではと思われます。
そして映像が紹介された後、周さんの件自体は調査続行困難と判断されたのか、この件をヒントに改めて八幡さんの件に立ち返る様子が見られます。

映像感想

周さんが亡くなる前に万里の長城で撮られた映像で、自撮り棒を使って撮られた物です。周さんが自撮り棒持って回転し、周囲を撮影していると映像にノイズが走り、女性らしき音声が割り込みます。
さらにノイズに紛れて、人陰から覗き込む男性らしき顔が映り込んでいますが、こちらは分かり難く感じます。

恐怖度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
衝撃度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
不気味度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
奇妙度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
Average:3.5 out of 10 stars (3.5 / 10)

クリスマス

今から26年前、当時6歳だった投稿者の自宅アパートで投稿者の一家がクリスマスパーティーを楽しむ様子を撮影したホームビデオの映像であるという。画面中央のベランダの窓に、女の顔のようなモノが映り込んでいる。さらに、画面右手の暗い和室に佇む、少女らしき人影が映り込んでいる…。

感想

26年前の1990年クリスマス、投稿者が幼かった頃の自宅アパートにてクリスマスパーティーをした際のホームムービーだそうです。
なんでも投稿者が言うには、二体の人影が映り込んでいたと言います。
まず画面中央の窓に女性の顔が映り込んでいますが、こちらは位置が絶妙に分かり難くなっています。
そして右側の襖らしき隙間に映っている少女とされる人影は比較的分かりやすいですが、顔の位置的に少女という気はしません。

恐怖度:2 out of 10 stars (2 / 10)
衝撃度:3 out of 10 stars (3 / 10)
不気味度:4 out of 10 stars (4 / 10)
奇妙度:3 out of 10 stars (3 / 10)
Average:3 out of 10 stars (3 / 10)

シリーズ監視カメラ 灯台

とある観光地の海岸に設置されていたライブカメラ用の映像であるという。画面奥には、闇夜を照らす灯台の明かり。途中、映像にノイズが発生し、灯台の灯りが海を照らした一瞬、海に沈む船影と思しき物が写り込む。さらに、ノイズに混じり、髑髏のような顔と思しきものが映っている…。

感想

ある観光地の海岸に設置されたライブカメラ用の映像だそうです。
映像は夜らしく暗く遠目に灯台が見えます。
そして映像にノイズが走り、海面に沈みかけた船影らしきものと画面右側に顔かと思えばドクロが映り込みます。
どちらも映り込んでいる時間が短めで分かり難く、さらにドクロは狙いすぎた感もあって恐怖感などは薄めといった気がします。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
Average:2.8 out of 10 stars (2.8 / 10)

洗車機

買い物帰りに愛車を自動洗車機で洗車しようと思った投稿者の男性。投稿者は、洗車機のブラシの回転する様子や、息子のはしゃいでいる様子を撮っている。そして、カメラが息子の座っている後部座席を映した時、息子の隣のシートに四つん這いになった少女と思しき姿が映っている…。

感想

投稿者男性が家族で買い物した帰りに自家用車を洗車する事にしたそうで、初めて自動洗車機に入る息子がはしゃいでいる様子を携帯で撮影した映像です。
映像では車体が洗車される様子と息子が興奮している様子が交互に映されます。そんななか、後部座席に座っている息子を傍で見つめる様な様子の四つん這いの人影が現れます。
少女にも見えるその人影ははっきり映っている為分かりやすいと言えます。

恐怖度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
衝撃度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
不気味度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
奇妙度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
Average:4.8 out of 10 stars (4.8 / 10)

続・禁忌 中編

白無垢を着た新婦と思しき女性と、羽織袴を着た男性が座っている。男性は白い箱型のものに寄りかかっており、遺体を座らせたものであると思われる。そして、喪服を着た女性が婚姻の儀式を進め、祝詞をあげている時、その音声が複数の人間が泣き叫ぶような声に変化し、新婦の女性が気を失ったように倒れこむ…。

調査パート感想

菊池たちは写真家の下村氏から話を聞くため、普段から出入りしているという写真スタジオへ向かい、スタジオがあるビル入口を離れた位置で見張ることにします。見張り始めて50分ほど経った頃、下村氏らしき人物が出てきたのを確認し、阿草が下村氏に接触し取材を試みます。
下村氏は当初取材に非協力的でしたが、八幡さんが自殺未遂したという話を聞いて動揺した様子を見せます。どうやら下村氏も他者から依頼されて動いていた様で結果的にミスリードとなってしまい、八幡さんとの冥婚を狙っている人物が他にいる事が予想されます。
そして下村氏は車内でインタビューに応えます。どうやら平塚という男性から婚礼用写真を合成で作っていほしいという依頼を受けた様です。それによれば男性側はフリー素材に顔だけはめ込み、女性は下村氏でモデルを探して欲しいという事だったそうです。平塚から下村氏に提示された条件は石川氏に提示した物と同じだと言いますが、八幡さんの前に別の女性で合成写真を作った所、平塚はイメージが違うと贅沢言って断ったのだそうです。
それから方々を当たって八幡さんの写真を入手しましたが、当然八幡さん本人の許可は取っておらず、依頼人の個人利用だから問題ないと考えていた様子です。
そして八幡さんの写真を用いた合成写真を平塚に送った後、特に返事が無いため写真はOKなのだろうと考えていたと言います。
ただ最初に送った写真の女性は大怪我して入院していると言いますが、これは何か関係があるのでしょうか。
また下村氏は平塚から受け取った男性側写真は婚礼用というには無表情で不気味だったと述べます。
菊池が平塚との連絡先について確認すると、連絡はメールでやり取りし、写真は郵送だったがメールアドレスや住所は今は手元に無いと言います。
そういったやり取りの後、菊池たちは下村氏と別れます。

下村氏と別れた後、阿草が日本のある地域で冥婚の一種であるムカサリ絵馬という風習があると言います。
なんでも若くして亡くなった人を弔うため、架空の結婚相手を作って絵にして残す事で供養そうですが、合成写真の話はムカサリ絵馬に似ているのではと阿草は指摘します。
そこで菊池たちはムカサリ絵馬について調べることにします。

そして調査の過程で紹介された在野の民俗学研究者である溝渕氏にムカサリ絵馬について教えて貰うことが出来ました。
それによれば下村氏が作成した合成写真はムカサリ絵馬の可能性があるそうです。ムカサリ絵馬は冥婚の一種で、冥婚は遺体で婚礼を挙げてから埋葬して供養する儀式ですが、ムカサリ絵馬はその冥婚の日本版とも言える風習だそうです。「ムカサリ」とは山形の方言で嫁を「迎」えると娘が「去る」から転訛した婚礼を意味する方言だとされ、若くして亡くなった子のために架空の結婚相手との婚礼の様子を絵馬に描いて寺に奉納することで供養してもらうものだと言います。
当初は当然絵だった訳ですが、写真が普及してからは合成写真を用いることも多いと言います。写真を用いるということは絵馬の形にとらわれないという事なのでしょうか。
元々未婚などで亡くなると悪霊になると考えられていて、それを防ぐための風習だそうです。
また中国の冥婚は若くして亡くなった男女同士ですが、ムカサリ絵馬は若くして亡くなった人物と架空の結婚相手という大きな違いがあります。従って八幡さんの写真を使った合成写真がムカサリ絵馬なら、通常のムカサリ絵馬では無いと言うことになるそうです。
そもそも生きている人間との冥婚やムカサリ絵馬はタブーであると溝渕師は述べ、タイトルの『禁忌』が回収されたと言えます。
ただ冥婚は生きている相手とは出来ないのではという気もしますが。更にタブーを犯せば死者と同じ様な死に方をすると云われているそうです。
そこで電話インタビューしていた川居がこれまで生きた人間との冥婚やムカサリ絵馬は無かったのか尋ねた所、溝渕氏は写真は残っていると返答します。何でも溝渕氏の知り合いでそういった物を所持している人物がいるそうで、溝渕氏から資料を送ってくれる様依頼してくれる事になりました。

その後下村氏から合成写真に用いた男性側の写真が送られてきました。下村氏が作成した合成写真がムカサリ絵馬なら、平塚という男性は既に亡くなっているとでもいうのでしょうか。もし平塚が自殺したというなら、八幡さんの自殺未遂も説明が付きそうな気はします。
また溝渕氏の知り合いから冥婚やムカサリ絵馬に関する資料が送られて来ました。同封されていた手紙によれば、写真はムカサリ絵馬に関する物で、DVDには冥婚に関する映像が3点収められているそうです。中でも3つ目の映像は生きている女性を相手にした特殊な冥婚だと記されています。詳細は不明ながら映像に映る女性は儀式の1年後発狂して亡くなったそうです。
そして菊池たちがその映像を確認した所、国内で行われた冥婚の儀式だそうで、不可解な物が映り込んでいた模様です。

映像感想

溝渕氏の知り合いから送られてきた映像で、警告が入ってます。
映像は和室で行われている一見婚礼らしき儀式の映像となっています。映像は度々ノイズが入っていますが、これが劣化による物か不可解な力による物か判断しかねる所です。
映像内の新婦は普通に応対していますが、新郎はピクリとも動かないため遺体と見られます。
やがて儀式を行っている喪服女性が、新郎新婦に向かって祝詞を読み上げている際、ノイズが激しくなります。
そして新郎新婦を取り囲む様に複数の影が映り込み泣き叫ぶような音声が入った後、新婦が倒れます。新婦が倒れても儀式が続行される事から、こうなることも儀式の一環と思われます。
特殊な儀式の映像と言う事もあり、全体的に異様な印象を受ける映像と言えます。最後に起こる事象も異様かつ不気味な物となっています。

恐怖度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
衝撃度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
不気味度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
奇妙度:7 out of 10 stars (7.0 / 10)
Average:6.3 out of 10 stars (6.3 / 10)

まとめ

本巻は全巻に続き長編『禁忌』を中心としています。
長編となると相変わらず大きく尺を取るわけですが、ストーリーは面白くなってきたかといった所です。
ただやはりメインである長編の映像を除くと質量ともに寂しい所ではあります。
そんな本巻でのおすすめ映像ですが『続・禁忌 中編』が抜きんでている印象ですが、それ以外だと『洗車機』辺りになるかと思われます。