【ほん呪】ほんとにあった!呪いのビデオ75【感想】

2018年 約89分

5 out of 10 stars (5 / 10)
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下見

投稿者の男性が一人でキャンプ場を訪れた時の映像。強い風の音の中、どこから男性の叫び声が聞こえる。「おーい。」そう呼ぶ何者かの叫び声。投稿者もそれに気づき声のする湖の方へと振り返る。この時、投稿者は肉眼で湖で溺れる男の姿を一瞬見たのだそうだが…。

感想

投稿者がひとりであるキャンプ場を訪れた際の映像です。
投稿者は社会人向けアウトドアサークルのイベント開催地を決めるため候補地を回っていて、サークル仲間に見せるための資料映像と撮影していた様です。設備などを見て満足した様子の投稿者はキャンプファイヤーする場所を探して、キャンプ場から離れた湖岸を探索します。
そんな時、湖の方から人の声らしきものが聞こえた為カメラを向けると、一瞬湖面に浮かぶ人影が見えます。
湖面に浮かんで見えるのはほんの短い時間ですが、ハッキリと映り込みます。投稿者み気付いた様で、動揺している様子が見て取れます。ただハッキリと陰影や動きなどもあり実体ある存在という風にも見え、映り込んでいる時間の短さもあって恐怖感は薄めと言えます。

恐怖度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
衝撃度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
Average:3.3 out of 10 stars (3.3 / 10)

かいぼり

映像制作会社に勤める投稿者の男性が、ロケハン時に立ち寄った公演で「かいぼり」の様子を撮影した映像。「かいぼり」は農業用の溜池で冬場に水を抜き、ヘドロなどを取り除く作業の事。その作業で池から現れた様々な魚類を映した時、地面に横たわる、人間のようなものが映っているのだが…。

感想

映像制作会社に務める投稿者が、ロケの際に立ち寄った公園で行われていたかいぼりを撮影した映像だそうです。
公園内には大型のバケツなどといった容器が並べられ、その中には池の生物が放たれています。
そんなバケツの間に、男性らしき顔の上半分が横向きで映り込んでいます。しかし透けているのか色が同化しているようにも見え初見ではまず分からない程度に分かり難くなっています。

恐怖度:1 out of 10 stars (1.0 / 10)
衝撃度:1 out of 10 stars (1.0 / 10)
不気味度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:1.5 out of 10 stars (1.5 / 10)

母の願い 前編

公演で楽しく遊ぶ、愛娘の姿を撮影しようとスマートフォンのカメラ機能によって収録された映像。子供たちが集う平和な公園で、呆然とブランコに座る、見知らぬ男性の姿を見たという。その男性はこの映像にも映っていて、この後、カメラの前でその男性に突然、異変が起きたという…。

調査パート感想

投稿者が公園で一緒に遊ぶ娘の姿を、スマホで撮った映像だという事と映像の冒頭が紹介された後、スタッフルームで投稿者へインタビューする様子が映されます。
スタッフルームを訪れた投稿者母娘に応対するのは川居と相変わらず演出補応援という肩書きの大塚です。ここまでするなら演出補でも良いのではと思いますが。

投稿者が言うには娘と遊んでいた公園には見慣れない男性がおり、こちらに接近したかと思えば倒れて救急搬送されたと言います。
その後映像を見た時、その場にはなかった呻き声らしき音声が入っていたそうです。

そしてスタッフは投稿者から件の男性、小暮氏の連絡先を聞いて連絡を取ります。
それから川居たちは小暮氏宅にて、小暮夫妻より話を聞くため、東京タワーが見えるタワマンを訪れます。
小暮氏はその時の事は覚えてなく、気がついたら病院にいたと言います。またその公園は縁もゆかりも無いとの事です。

そして映像が紹介された後、小暮氏は心臓移植を受けた事があると告げます。
当然ながらドナーについては何も教えて貰えなかったと言います。しかし小暮氏はお礼をしても良いのでは無いかと言いますが、ドナー側家族などの感情もありますし、命に関わる事で色々要求される恐れもあるから公開されないと思いますが。
小暮氏は心臓移植を受けてから、小さい子どもと遊んでいる夢を見るようになったそうで、その子どもは女の子だが、全く覚えがないと言います。それから夢の事なので深く考えいない様にしているとの事です。
果たして臓器移植による記憶転移はあるのかという点について川居が調べた結果、記憶転移の例は確認出来たもののドナー情報を提供されないため裏付けが出来ていないそうです。確かにドナー情報が公開されないのでは証明が出来ませんが、証明されるのも色々不味い気がするので、証明しなくても良いのではと思われます。
そして大力が近い時期で6歳女児が脳死判定を受けて臓器提供された事があるという記事を紹介します。
それに対し川居が、心臓は子どもから大人への提供は可能かというもっともな疑問を呈します。
それから舞木も含めたスタッフ一同で、映像に入り込んだ音声について話し合った結果、撮影現場である公園周辺で聞き込みを行い後編に続きます。

映像感想

投稿者の公園で娘が遊んでいる中、ブランコに1人座っている小暮氏の姿が映っています。
それから小暮氏が近づいてくる様子が映されますが、その時音声らしき物が入り込みます。
ただ小暮氏が発した可能性もあるかと思われます。
その後投稿者らが泡吹いて倒れている小暮氏に呼びかける様子が映されます。小暮氏が倒れるマエ「かすみ」「笑って」と聞こえる音声が入っているらしいが不明瞭で分かり難く感じられます。

恐怖度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
衝撃度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
Average:2.5 out of 10 stars (2.5 / 10)

恐2 衝2 不3 奇3

無人駅

投稿者の男性は同僚と遅くまで酒を飲み、終電を乗り間違え無人駅にたどり着いた。心配した恋人から連絡を受け、現状を説明するために撮影したという映像。周りを見渡し迎えに来る恋人の車を探す投稿者。と、暗闇から勢いよく走り去る何者かの姿があった。その者の首から上がないのだが…。

感想

投稿者男性が彼女に向けて撮った映像だそうです。
なんでも投稿者はその日、遅い時間まで同僚と飲み、終電に乗ったはずが電車を乗り間違えたのか無人駅にたどり着いたのだそうです。
そんな時、彼女が心配して連絡してきたため、それに応えるために撮影したそうで、無人駅のホームを背景に撮影する様子が映されています。
当然ながら終電も過ぎているため、彼女が車で迎えに来ることになったそうですが、その間も付近の状況を撮影していたそうです。
そんな中、投稿者は踏切付近の道端で座り込む黒ずくめの不審な女性らしき姿を認めます。ただ深夜に黒ずくめという事で遠目には分かり難く感じます。
その女性に投稿者は、ただならぬ物を感じたのか、待合室に入って彼女を待つことにした模様です。
その後投稿者は車のクラクションが聞こえたため、待合室から出ると女性の姿も見当たらかった事もあり駅前に出ますが、駅前には車は見当たらないという有様でした。投稿者が車の姿を求めてか、駅前の踏切を通過した時、頭部のない女性らしき人影が駆け寄ってくるのが見えます。
突然の事に驚いた様子の投稿者が、それを避けようとするが、避けた直後に見渡しても人影は見当たりませんでした。
映像では座り込んでいる女性と頭部の無い女性が同一と見なしている様でしたが、視聴者視点ではそれが分かり難く感じます。
映像のラストである頭部の無い女性らしき人影の場面はハッキリ映っていて良いのですが、情報量が無駄に多く感じられました。

恐怖度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
衝撃度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
不気味度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
奇妙度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
Average:5.5 out of 10 stars (5.5 / 10)

GPS機能

職場仲間ととある廃墟を訪れた時の映像。投稿者は当時、社会現象にもなったスマートフォン向けのゲームをするため、この廃墟を訪れたのだという。ゲームアプリの指示に従い、扉をあけ部屋に入る一同。この時、画面から目当てのキャラクターが突然消えてしまう。再び、カメラを向けるとその奥に…。

インタビュー感想

2016年頃、投稿者が職場のバイト仲間とある廃墟を訪れた時の映像だそうです。
投稿者が言うには、バイト仲間たちでも流行っているゲームで珍しいキャラが捕れるという情報があり、仲間たちと訪れたのだそうです。ただ現地は立入禁止となっていたですが、進入したと言います。
ちなみにナレーションでの説明や映像でのボカシが掛かったスマホ画面から、ゲームがポケ○ンGOである事は推測出来ます。

映像

しばらく廃墟を探索していた様子でしたが、目当てのキャラが確認された模様です。
おそらくゲーム内における、付近のスポットにいるキャラとして表示された物と思われます。
そこで投稿者たちはそのスポットの方角へ移動を開始した模様です。
その方角へ向かって進み、ある部屋に足を踏み入れます。そして部屋へ入った途端、画面に表示されていたキャラが消えた様で、投稿者たちは困惑している様子です。
そんな中カメラをスマホに向けた際、画面奥のベッドに座っている女性らしき人影が映り込み、投稿者はそれに気付いて逃げます。
霊的存在がGPSに影響を及ぼしたとでも言うのでしょうか…それ自体は怪談としてはありえそうですが。
映り込んでいる人影もなかなかに不気味ではあります。

恐怖度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
衝撃度:4 out of 10 stars (4.0 / 10)
不気味度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
奇妙度:6 out of 10 stars (6.0 / 10)
Average:4.8 out of 10 stars (4.8 / 10)

シリーズ監視カメラ 厠

公園の男子トイレでは何者かに鏡を割られる事が数回発生しており、管理人が男子トイレに監視カメラを設置した。誰もいないはずの奥の個室トイレのドアがひとりでに閉じる。更に利用者の男性が、洗面所で手を洗い出して行った直後、手前の鏡に男と思しき顔が映り込む…。

感想

ある公園の男子トイレに設置された監視カメラの映像だそうです。
このトイレでは鏡が割られる事が頻発したため、公園の管理人が防犯カメラを設置したと言います。
監視カメラには洗面所と個室の入り口が映っています。そして一人の男性が入ってきた際、個室のドアが勝手に音を立てて閉まる様子が映っています。
それから男性が用を足して洗面台に立った際、ノイズが走り鏡に男性の上半身らしきものが映り込みます。
その様子はハッキリ映り込んでいますし、それなりにインパクトがあります。

恐怖度:5 out of 10 stars (5 / 10)
衝撃度:5 out of 10 stars (5 / 10)
不気味度:5 out of 10 stars (5 / 10)
奇妙度:5 out of 10 stars (5 / 10)
Average:5 out of 10 stars (5 / 10)

母の願い 後編

沢山の人々が利用するこの公園内で自殺した件数が、多数あることがわかった。それだけではなく、この公園付近でも自殺による事件が起きていたことを地元の方の証言で確認できた。穏やかで何もないように見えた公園の周辺で多数の首吊り、飛び降り自殺などの事件が起きていることがわかったのだが…。

調査パート

前編の続きです。
撮影場所の公園で聞き込みした結果、当時小暮氏は不審に思われていた事が判明します。
さらに聞き込みを続け、公園周辺で多数の自殺者がいたことが分かりました。

それからスタッフルームで、川居が前編で話題に上がった女児の心臓を、成人男性である小暮氏に移植するのは不可能では無いかと述べていました。それは心臓の役割を考えれば児童の物で成人の身体の賄えないという判断でしょうか。
そんな折、スタッフルームに1人の女性がやって来ます。どうやら女性は大塚の知人らしいのですが、大塚がその女性に映像を見せていたため、映像に気になる点があるといってやって来たそうです。ただ部外者に対して無断で見せるのは不味いと分かりそうな物ですが。大塚自身は川居に指摘されて、不味かったと自覚した模様です。さらに福田が個人情報などがあるからと付け加えます。
一方、知人女性は投稿映像に少女が映り込んでいるのを発見したと言い、画面を指差して「お分かり頂けましたか?」と言います。これは言ってみたかったのだろうと思ってしまいます。
その画面上に映る映像で少女が映り込み、その直後消えている事が分かります。そして女性が絶対幽霊だと思うんですよと得意げに言っているのを見て、実は幽霊では無かったかというパターンかと邪推してしまいます。
さらに女性は倒れる男性より消える少女がヤバくないですかと訴えますが、それは投稿者の趣旨と異な上、少女について裏付けも必要ではないかと思われます。

それから映像が紹介され、小暮氏が倒れる直前に少女が映り込んでいる事が分かります。

さらに女性は映像内で気になるという点を指摘してきます。それは三脚立てて撮影している学生たちの姿で、女性はそれにも何か映っているのではないかと言ってきます。
それから聞き込みの結果、映っていたのは公園の隣にある中学校の生徒だと言うことが分かり、さらに聞き込みを続けた結果、その時撮影を行っていた生徒に行き当たりました。
その生徒たちが言うには、当時文化祭で披露する出し物の練習をしていたと言います。
その生徒たちに対し川居が、映像に何か映っているかも知れないと伝えますが、生徒たちは特に反応を示しません。
しかし「かすみ」という女の子に心当たりはないか伝えると心当たりがある模様です。
どうやらこの付近にかすみという女児がいる様です。生徒たちと比べてだいぶ年下だったようですが、かつて集団下校で一緒だった事から覚えているとの事です。
そこで生徒たちに映像に映る女児を見せた所、確証はないもののかすみでは無いかという事でした。

生徒たちが撮った映像には小暮氏が倒れた直後倒れた場所から走り去るような女児らしき姿が映り込んでいました。
この女児がかすみなら実在する児童がたまたま映り込んだだけかとも思われますが、映像に名前が吹き込まれる説明にはならないのではとも考えられます。また先程女性が映像に映り込んだ女児を霊だといった件は尺の都合もあってか早々に覆った感があります
それから色々連絡を取って貰った結果、川居たちはかすみさんの祖母とかすみさん本人に話を聞く事になります。話を聞いた所、かすみさんは小暮氏が倒れた日公園にいたと言います。そうすると音声との関連を裏付けをする必要がありそうです。
そこでかすみさんと祖母に、小暮氏が心臓の移植手術を受けていて心臓のドナーから記憶などを引き継いでいる可能性があると説明したところ、かすみさんの母がドナーになっていた事が判明します。ただこれはここまで展開を考えれば、これ以外ないといった所でしょうか。
そこでかすみさんに席を外してもらい、祖母から話を聞きます。子どもに聞かせにくいという事でしょうか。それもそのはずで、かすみさん母の死因は自殺だと言います。
そこで小暮氏に移植された心臓のドナーがかすみさん母の物であったなら、記憶転移によって娘に会うため公園に向かった可能性が高いと見られます。
そしてかすみさん祖母は、かすみさんと小暮氏を会わせる事は出来ないか要望します。川居たちはこの件をスタッフルームに持ち帰りますが、小暮氏の心臓ドナーがかすみさん母であるという確証が持てないため、要望に応えられないと伝えるつもりだった様です。

しかしそんな折、小暮氏妻より連絡が入ります。
その内容はかすみさん祖母より会いたいという連絡が来ているそうで、これはスタッフが小暮氏の個人情報を漏らしたという事が疑われます。
さらに小暮氏がスタッフルームに直接苦情を入れに来るという事態になりますが、一応小暮氏はスタッフに連絡先を教えても構わないと伝えたと言います。
それならばかすみさん祖母の連絡が常軌を逸していたのでしょうか。
そして大塚がかすみさん祖母へ連絡先を教えた事が分かります。大塚が言うにはかすみさん祖母の要望を小暮氏に伝えた所、お礼がしたいのでという事で了承したと言います。
問題はその一連の流れが大塚の独断で行われた事でしょうか。大力、舞木も引いている様に見え、川居が大塚を説教する様子が映されます。
そうしてトラブルを起こしてしまったため、取材は中断する事となりました。しかし数日後、小暮氏よりかすみさんに会いたいと連絡があったため、撮影された公園で待ち合わせする事となります。
小暮氏が言うにはかすみさんに会わないといけないと思うようになり、会うことがお互いに良いことでは無いかと思うようになったなどと分かるような良く分からないような事を言います。
しかし約束の時間になってもかすみさんたちが現れないため、かすみさん祖母に連絡した所、かすみさんが部屋から出てこないと言います。祖母から散々連絡しておいて会いに来たら放置とは如何なものかと思いますが、一連の流れではかすみさん本人の意思が全く見えない事から、かすみさん本人の意思を汲み取らなかったのが、この事態を招いたと思われます。
そこで一同はかすみさん宅を訪れます。
まず川居がかすみさんに話を聞こうとするも部屋の扉は開かず、子どもに好かれやすいという謎の特性を持っているらしい大塚に任せた所かすみさんは扉を開きます。

そうしてかすみさん母子の関係性を知ることとなり、祖母からもかすみさん母の自殺について真相を聞かされます。詳しくは記しませんがかすみさんが母親の持つかも知れないという小暮氏を拒絶するのは当然と言えますし、知っていて会わせようとした祖母は無神経とかいうレベルでは無く、孫であるかすみさんに対して悪意があるのではとさえ思ってしまいます。

その後スタッフルームで寒川から、中学生が撮影していた映像にも音声が入り込んでいたと報告がされます。
それを投稿映像の音声と組み合わせて編集したとの事です。

映像感想

寒川が公園で同時にされていた映像に入り込んでいた音声を組み合わせて編集したものです。『母の願い』というタイトルのイメージからイメージとかけ離れた、かすみさん母のドス黒い怨念が吹き込まれていて、ある意味精神的な恐怖を感じるかも知れません。

恐怖度:5 out of 10 stars (5.0 / 10)
衝撃度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
不気味度:3 out of 10 stars (3.0 / 10)
奇妙度:2 out of 10 stars (2.0 / 10)
Average:3.3 out of 10 stars (3.3 / 10)

まとめ

本巻は福田と共同で演出として携わっていた寺内氏による最後の巻です。半分近い尺を占めるメインの『母の願い』は映像が音声主体という事もあって、映像面では地味な印象です。しかし臓器移植によってドナーの記憶なり人格なりが継承されるというフィクションにおいてたまに扱われるテーマが描かれる展開は長いながらもなかなか見応えがあり、特にラスト付近の展開は意外性を感じさせます。
本エピソードではテーマと思われるのは臓器移植による記憶の継承と母子ですが、どんでん返しで全くドス黒い印象の結末になってしまうのは呪い故といった所でしょうか。また本エピソードでは演出補応援という肩書きの大塚が良くも悪くもと言いつつどちらかと言えば悪い意味で目立っていたのが印象的でした。
そんな本パートは突出した印象の映像はありませんが、あえてオススメするのであれば『無人駅』でしょうか。