2018年 115分

目次
踏切
幽霊が出ると噂される踏切を動画サイトに投稿するため撮影された映像。この踏切では人身事故が多発していることからそんな噂が立ったという。踏切を再度、映すとそこに先ほどはいなかった男性の姿がある。しかし、もう一人の投稿者には見えていない様子だ。そして、吸い込まれるように踏切に向かって歩いていく、次の瞬間、目の前に突然、電車が通り過ぎる…。
感想
YouTuberらしき投稿者が踏切が出ると噂されている踏切を撮影した時の映像だそうです。
この踏切では人身事故が多発している事からそういった噂があると言い、踏切の脇に墓地があってそういった雰囲気もあるのかも知れません。
それから投稿者と相方が2人で踏切周辺を探索してから帰ろうとすると、踏切の向こう側に男性らしき人影が映っています。
その人影ははっきり映っていますが、投稿者は不審に感じた様子です。
そして投稿者が人影について指摘した辺りで相方が突然男性の方へ歩き始め、踏切に差し掛かります。
すると突然眼前の線路に列車が通過する所で、相方は轢かれる直前でした。
またリプレイで男性が投稿者たちに向かって手招きしているのが確認出来ます。
踏切に潜む者はこういった形で引きずり込もうとしているのかもと思わせる映像で、色々な意味で恐怖感やインパクトが強い映像と言えます。
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獅子舞
投稿者の男性が、関西地方の祖父母の家に遊びに行った際、祭りの日に行われていた獅子舞の様子を撮影した映像。激しく動く獅子舞を映している最中、一瞬、胴体の布の中にもう一人の人間の下半身と思しきものが映り込んでいる。さらに、右側の建物の入り口の縁に異常な大きさの男性の顔と思しきものが反射して映っている…。
感想
投稿者が祖父母の家に行った際、祭りの日に行われていた獅子舞を撮影した映像だそうです。
その獅子舞の最中、獅子の中にもう一人分の下半身が映り込みます。こちらははっきり映っていますが、映り込んでいる時間が短いため初見では分かり難く感じます。
また映像の最後、獅子が建物方面に首を伸ばす際、柱に男性らしき顔が映り込んでいますが、こちらは位置的にも分かり難いものになっています。
全体的に見て分かり難い映像と言えます。
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休日
投稿者の男性が農家を営んでいる親戚の家の敷地内で撮影したという映像。投稿者は二人の娘たちがミニバイクに乗る様子を映していたと言う。映像の後半、白い服の長女が、ビニールハウスの前を通り過ぎた時、その中に3人の首をつった人影と思しきものが映り込んでいる。調べによるとこの敷地は、前の持ち主の家族が借金を苦に無理心中した物件だという…。
感想
投稿者が農家である親戚の敷地で撮影した映像だそうで、2人の娘がミニバイクに乗る様子を映していたとの事です。
その映像の後半、投稿者の娘がミニバイクでビニールハウス前を通り過ぎる際に、3体の首吊りしている人影が映り込みます。
ただやはりと言いますか、映り込んでいる時間が短く、初見では分かり難くなっています。
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続・ずっと一緒 前編
大学のイベントサークルよって行われた、肝試しを撮影した映像内の沙那恵さんという女性に不可解な現象が起きた。浮き上がる黒い痣。そして、沙那恵さんの後ろから現れる人影。その要因と思われた呪いの神木を探しに行くも、映り込んだ人影との関連にたどり着くことはできなかった。この現象が起きた後、沙那恵さんは突然の発作に悩まされる。その原因は、彼氏の浮気だった…。
調査パート
冒頭、投稿者が沙那恵さん宅を訪れた時の様子が映されます。
投稿映像を沙那恵さんに見せた所、過呼吸の様な発作が起こります。それを見た投稿者が慌てますが、「兄」が落ち着いて薬を飲ませて対処する様子が映されます。
そしてスタッフは映像で兄が薬を飲ませた際、処方箋に薬局名が記載されているのを確認し、その薬局に大塚を向かわせ、兄となっている男性が「蓮見 滋直」という人物である事を突き止めます。大塚は実際に本人に会ったのか、良い人そうだったと感想を述べています。前巻で登場した際も、爽やかな好青年といった雰囲気でしたので、そんな所でしょう。
川居たちはスタッフルームで投稿者から話を聞きますが、投稿者が言うには沙那恵さんは元気そうであると言います。
また投稿者は沙那恵さんを送ったそうですが、その家は蓮見という家ではなかったとの事です。
川居は投稿者に対し、沙那恵さんの兄という人物が蓮見という人物であったと説明し、沙那恵さんが今住んでいるのは蓮見氏の実家では無いかと考えた様ですが、そうではない模様です。
そして投稿者が沙那恵さんに対し、蓮見氏との関係を尋ねた所、実の兄妹では無いが恋人でも無いという返答だったそうです。
川居たちは投稿者からの話を受けアポなどを取らず、沙那恵さんに直撃取材を行う事にし、投稿者と一緒に蓮見氏宅を訪れます。
この時蓮見氏は不在で、沙那恵さんは投稿者と2人での話し合いであれば応じると言っているそうです。
そして玄関にて沙那恵さんと投稿者が交渉している様子が見えますが、だんだん険悪な雰囲気になっている様子が見て取れます。
やがて投稿者は車内に戻り、沙那恵さんからそっとしておいて欲しいと言われたと報告します。
それを聞いた川居は連絡先は渡しているので、蓮見氏から事情を聞く機会を待つしか無いと話して引き上げます。
仕方ない事とはいえ、投稿者に丸投げになってしまった感があります。
後日、蓮見氏から川居と2人であれば取材に応じるという連絡があり、川居が単独取材を行うことになります。
しかし音声トラブルのため、音が一部ミュートになっているそうです。
そのため、会話が聞こえない箇所が存在しているのですが、本当にトラブルなのかあるいは演出なのか気になる所ではあります。
蓮見氏が言うには、今一緒に住んでいる住人たちは沙那恵さんも含めて血は繋がっていないが家族と思っているとに事です。
それについて蓮見氏はシェアハウスの様なものとも言いますが、一種の疑似家族という事でしょうか。
また同居する事自体は沙那恵さんの要望だそうで、彼女は映像当時のトラウマを今も抱えていて療養生活を送っているものの、取材や投稿者も含め、当時の関係者との接触がストレスになっているそうで、疑似家族として新たな環境で生活することで快方に向かっていると言います。
ただ実の親がいるにも関わらず、こういった疑似家族の元で住まわせ、さらに過去の関係者との接触を遮断しようというのは非常に胡散臭いものを感じます。
スタッフルームで川居と打ち合わせをしていた大力が、蓮見氏に対して調査会社に身辺調査依頼をし、実家やなどが判明したと報告します。
そして蓮見氏の実母から取材許可が出たため取材することとなりますが、母親は蓮見氏とは高校卒業以来連絡が取れておらず、所在も不明だったと言います。
その為現状を聞きたいと取材に応じたということだそうです。
そして蓮見氏母に取材を行います。
なんでも蓮見氏の父親は過労が原因で事故死しているそうです。
そして蓮見氏には「京子」という妹がいたとの事ですが、京子さんは生まれつき顔に大きな痣があったと言います。
顔に痣というのは沙那恵さんに度々出現していますが、関係があるという事でしょうか。
また蓮見氏はそんな京子さんを治したいと思って医学部目指したそうです。
そして現在薬剤師をしていると聞いて安心したそうです。
それから京子さんと蓮見氏が写っている写真は無いか尋ねた所、何故か映像しか無いと言います。
なぜ映像だけなのか気になる所ですが、どうやら京子さんは痣を気にして写真や映像などに映りたがらなかったと言います。
その映像は京子さんが亡くなった年に撮られたものだそうです。
そして映像の内容ですが、外に出たがらない京子さんに対し、衣装をプレゼントして祭りに出かけるよう促すものでした。
どうやら写真や映像に映りたがらない京子さんに対し、蓮見氏がカメラを持って部屋に押しかけたために唯一の映像となった模様です。
その京子さんの痣は母斑という皮膚病であったと言います。また京子さんは外出中に建物の非常階段から転落死したとの事です。
その頃京子さんは友達と遊ぶようになっていっていたそうですが、そんな中遊んでいる際に建物から転落したとの事です。これには警察も事故死としたそうで、事件性は無かったという事でしょうか。
しかしこの事がきっかけで蓮見氏の母親に対する信用が無くなってしまったらしいと話しますが、なぜその様な経緯になったのかは不明です。
そして蓮見氏は京子さんの遺骨も墓に納めず、自分で持っていったのだそうです。
スタッフルームでスタッフ一同が集い、取材の結果を山本屋が報告します。
それらから沙那恵さんに起きた事は京子さんが影響しているのでは無いかと言います。
川居は京子さんの事を掘り下げようとすると、そっとしておいて欲しいといっている蓮見氏に取材する必要があると言います。
しかし山本屋が実は蓮見氏たちは既に問題が起こっているのでは無いかと反論します。
それに対し川居はここから先は探っていける糸口が無いと言います。
しかし直後、ナレーションで京子さん、投稿映像に映った人物、沙那恵さんに起きた現象の共通点を見つけたとされます。
それから山本屋は亡き京子さんが沙那恵さんに嫉妬しているのでは無いかと言いますが、川居はこれ以上踏み込むのは協力的である相手に対し失礼では無いかといい、スタッフ間で意見が分かれます。
そして川居と寒川がこれ以上踏み込むのはスタッフの独断で行うべきではないと出張した所で後編に続きます。
どうやら多数決というにも微妙な所ですが、取材中止と決まった様です。
ゆれる
突然、揺れだしたブランコ。その様子を撮影した美咲さんにだけ不可解なものが見えてしまったという。さらに投稿してから2週間後、彼女は事故で亡くなってしまう。不自然に揺れる1台のブランコ。2台で撮影された映像のうち1台のカメラだけに子供の姿が映り込む。ブランコを止める美咲さん。その次の瞬間、ブランコに座る男の子の姿が映り込んでいる…。
インタビュー
投稿者と友人たちがInstagramに投稿しようと公園で撮影した映像だそうです。
そして撮影現場らしき公園で投稿者の友人から話を聞きます。何故か投稿者本人では無い模様です。
友人たちが言うには、撮影中ブランコが揺れていることに気付き、最初は風かと思ったが風もなかったため撮影したと言います。
そして撮影していた投稿者が何か映り込んだ様な事を言っていたそうです。
映像感想
公園で遊びながら撮影している投稿者たちの様子が映された映像です。
時間が経ち暗くなってから、ブランコが揺れていることに気付きます。どうやら4箇所あるブランコの1箇所だけが揺れている様です。
そこでタブレットで撮影していた投稿者がブランコを手で掴んで止めますが、直後再び揺れ始めます。
こういう時は意地でも止めるか、危うきに近寄らずかと意見が分かれそうです。
そして投稿者は意地でも止める方を選択したらしく、ブランコを再度手で掴みますが、その際ブランコに座っている子供らしき姿が一瞬映り込みます。
映り込むのは一瞬ですが目前のためインパクトはかなり大きいものになっています。
そして友人が撮影していたもう一台のカメラには何も映り込んでいない事も比較映像で紹介されます。
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シリーズ監視カメラ 中古車
投稿者の男性が、家の庭先に停めてある乗用車を監視カメラで撮影した映像。いつも夜中の1時過ぎ。誰もいないはずの車からクラクションがけたたましく鳴るのだという。深夜の1時5分を指した瞬間、運転席に男性と思しきものがハンドルにもたれかかるように座っている。その男性の顎の部分がハンドルのクラクションに乗っかっているのである…。
インタビュー
投稿者が自宅の庭先に駐車していた駐めてある乗用車を監視カメラで撮影した映像です。
どうやら毎晩午前一時頃、誰も居ないはずの乗用車からクラクションの音が鳴るという、はた迷惑としか言い様が無い事象が起こっている模様です。
そこで何者かのイタズラと考え、証拠とするためカメラを設置したと言います。
早速設置後の夜もクラクションがなったため、すぐに車へ向かったが中には人がいなかったそうです。
タイトルからして中古車の様ですし、事故車を掴まされたとかそういった事かとも思われます。
映像
クラクションが鳴り始めると運転席に男性らしき姿がジワリといった風に現れます。
クラクションは結構な音量で鳴り続け、近所迷惑では無いかと思ってしまいます。
そして投稿者がやってくる直前に人影は消えます。
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排水溝
カリカリと風呂場に響く音。その音の出所を探す投稿者。その音が排水溝から聞こえていると気づき、携帯電話のレンズを排水溝に向ける。ライトを当て排水溝の中を照らしていると、詰まった髪の毛中から女性と思わしき手が、こちらに向かって這い上がってくる。その髪が排水溝に向かって伸びているようにも見えるのだが、次の瞬間には消えている…。
インタビュー
投稿者女性は以前家出した時にネットで泊めて欲しいとネットに書き込んだ所、多くの人から返事があり、その中の人物に泊めてもらった際に撮った映像だそうです。
その行い自体危険と思われますが。
投稿者が言うには、一定周期にカリカリという音が鳴っている事が気になり、バスルームの方から鳴っている様だったため確かめようとしたのだそうです。
そこで音が鳴った際にバスルームを確認した所、排水口に毛髪が詰まっていることに気付いたと言います。
映像感想
カリカリという音が鳴る中、音の出どころを探っていた投稿者はバスルームの床にある排水口の蓋を外し、中にライトを当てながら携帯のレンズを向けます。
排水口の奥に毛髪が詰まっていて、下から女性の手らしきものが現れます。
また動揺した投稿者が排水口から離れようとした際、浴槽の陰から覗き込む様な形で女性の頭らしき物が一瞬現れている事が紹介されます。
映像に映り込んでいる怪異はインパクトとしてはそれ程ではありませんが、女性の部位だけが現れるという事象は空恐ろしい背景を思わせます。
この後投稿者は宿泊先をネットで募集する事を止めたそうですので、戒めにはなったのかも知れません。
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続・ずっと一緒 後編
滋直さんは帰宅後、急に倒れ、現在、集中治療室で入院中であるという。倒れた滋直さんのそばには、空になった骨壷があったという。あたりの状況から、滋直さんは遺骨を口にしていたということがわかった。そして、京子さんの遺骨をすべて自分に取り込むその行動が、京子さんの意思によるものなのか…?滋直さんは、現在、意識不明で入院している…。
調査パート
川居らの判断で取材中止を決定したスタッフですが、寒川の自宅に蓮見氏が訪問してくるという事態が発生した模様です。
寒川から連絡を受けた大塚らが寒川宅を訪れますが、応答が無く電話にも出ません。
しかしドアが開いたので、大塚たちは寒川を呼びつつ中へ入ります。
やがて寒川が私室にいる事を確認しましたが、室内で撮影されている事に立腹した様子を見せます。
どうやらこれまでの取材映像などで寒川の自宅が特定されて、蓮見氏がやって来たのではと考えている様子です。
そして寒川はなぜ蓮見氏が訪れていたのか心当たりが無い様だったが、沙那恵さんと連絡を取るため名刺を渡していたと言います。
それなら沙那恵さんから伝わっていたという事でしょうか。
それから蓮見氏が訪問してきた時の様子が映され、何か焦っている様子だと言います。
そこで沙那恵さんの現状を聞くため、投稿者と会って話を聞きますが、投稿者によれば取材中止後、投稿者は沙那恵さんの母親と蓮見氏宅を訪れたのだそうです。
そして投稿者がその時に撮影していた映像が流されます。映像では蓮見氏宅から離れる事を嫌がる沙那恵さんに対し、投稿者があの人(蓮見氏)に会ってからおかしいと言い放ちます。他の同居人は実の親には敵わないといった様子です。
それから沙那恵さんを連れ帰った母親はメンタル系の病院へ通わせたそうで、医師からは沙那恵さんは洗脳されている可能性があると言われたのだそうです。
さらに沙那恵さんの母親が言うには、隠れて薬を飲んでいるのを見つけたため、それを調べてもらった所骨だったと言います。
これまでの流れからして蓮見氏が持ち去ったという京子さんの骨と思われます。
投稿者はそういった事を話しつつ憤慨している様子を見せます。
もっとも疑似家族とか胡散臭い印象がありましたので、こういった流れになっても大きな驚きは無いかと感じられます。
そして投稿者は関係あるか分からないがと前置きしてから、沙那恵さんと寒川は雰囲気が似ていないかと言い出します。それについて川居たちスタッフは妙に納得した様子を見せます。
流れとしては唐突と思えなくもありませんが、蓮見氏が寒川を訪問した事について説得力が出てきたとは言えます。
では蓮見氏は寒川を次の標的にしようとしているという事でしょうか。
それからスタッフルームにて大力らが骨を飲ませることの意味について調べていましたが、沙那恵さんと京子さんを同化させたいと言う事だったのだろうかと推察する程度に留まります。
その後川居たちは再び蓮見氏宅を訪れるますが、蓮見氏は不在でした。
変わりに蓮見氏と同居していた「所」さん夫妻に話を聞きます。夫妻は蓮見氏の勤務先である薬局で知り合ったそうです。
また夫妻は一人息子を失っていたため、蓮見氏を息子の様に見ていたと言います。
どうやら家は所夫妻の自宅に蓮見氏と沙那恵さんを住まわせるという形になっていた様です。蓮見氏はシェアハウスの様なものと言っていましたが、ただの間借りだった様です。
それからスタッフ一同は取材再開のため、打ち合わせを始めますが、ナレーションで蓮見氏はなおも寒川宅を訪れていると伝えられます。
そして打ち合わせにて山本屋が取材再開すべきと発言します。
しかし川居は躊躇している様子を見せます。
投稿者から話を聞いた際、川居から沙那恵さんと蓮見氏を会わせて欲しいと要望があったが断ったとの発言の映像が流れます。
それについて川居が言うには、そっとして置くために取材中止したものの、状況は変わってしまい沙那恵さんは蓮見氏と引き離されていると言います。
川居は続けて、沙那恵さんと蓮見氏を会わせる事で修復出来る事があるのでは無いかと出張します。
そこで川居は福田が議論しますが、その中でスタッフの介入によって沙那恵さんは居場所を奪われてしまったのでは無いかとも出張します。
それに対し福田は蓮見氏が沙那恵さんに骨を飲ませる事で事象が発生していたのでは無いかと反論します。
しかし川居は蓮見氏の行動に京子さんの意思が働いていたのでは無いかと出張する。
どうやら川居は寒川宅のインターフォン映像を預かっている様ですが、それに映る蓮見氏は取材した時と違う様子だったと言います。
すると元凶は京子さんの霊的存在になるとでも言うのでしょうか。また2人の議論については双方ともそれなりに理がある様に思えます。
そして川居が言うには、蓮見氏はこれまでの様に家族として暮らさずとも会えるようにして欲しいと言っていたと話します。
そこで川居が蓮見氏と連絡を取っていたと判明します。福田は何故蓮見氏から話を聞いている事を伝えてくれなかったのかと尋ねますが、川居は当事者以外の人物が関わる事で事態が思わぬ方向へ進んでいくからと説明しますが、伝えたから即介入とはならないのではと思われます。案の定福田は川居に対し、報告や連絡も無いのは如何なものかと苦言を呈します。
どうやら川居は疑似家族という関係性に介入する事で崩壊させた事に責任を感じていた模様です。
もっとも疑似家族という不自然と思える関係自体が正しいのかどうかという問題もありそうですが。
そういった中、大塚が寒川宅に張り込んで現れた所で話を聞くしか無いのではないかと出張します。
それからナレーションで蓮見氏はこの数日間何度も寒川宅を訪問していたと語られます。
スタッフたちはこれを見過ごしていたのかと思ってしまいます。
またこの時流れる映像で蓮見氏の顔に痣が浮かぶ場面があり、異常が起こっているのを見て取れます。
そして蓮見氏は期限付きの何かに追われている様に見えると言います。
そこで寒川に蓮見氏を呼び出して貰い、スタッフが厳戒態勢を取ることにします。
そして蓮見氏は沙那恵さんの事で話したいと寒川宅を訪れますが、蓮見氏は川居と連絡を取っていたはずで、沙那恵さんに関する話ならわざわざ寒川宅に足繁く通う必要は無いはずです。
それに対し寒川は、こちらも聞きたい事があるので取材という形で応対したいと言い、蓮見氏はそれを了承します。
ようやく寒川と対面した蓮見氏ですが、沙那恵さんに謝罪したいと言い、兄として傍にいるという約束を果たせられなかった事を謝罪する言葉を沙那恵さんに伝えて欲しいと寒川に依頼します。
それは寒川でなく川居に依頼しても良いのでは無いかと思われますが。
一方寒川は蓮見氏に対し、京子さんの遺骨を沙那恵さんに飲ませていた件を尋ねます。
蓮見氏はそれに対し、遺骨は自分が京子さんを忘れないために飲んでいたそうですが、沙那恵さんも望んでそれを飲むようになり、自ら京子さんの代わりになると話したと応えます。
ただ沙那恵さんが過呼吸の様な発作を起こした際に飲ませていた事から、沙那恵さんは骨と知らなかったのでは無いかと思われます。
蓮見氏は続けて、沙那恵さんと一緒にいることで京子さんの事を忘れかけている事に気付き、恐怖を感じたと言います。
当初は沙那恵さんと京子さんを重ねていたそうですが、やがて沙那恵さんは沙那恵さんという認識になっていった模様です。ただこの事はある意味当然では無いかとは言えます。
そして沙那恵さんと離れた事で京子さんとの約束を思い出したと話します。結局蓮見氏は沙那恵さんへの伝言を残しただけで所夫妻宅へ帰ったと言います。
この用件なら寒川でなくとも良かったはずなので、やや拍子抜け感もあります。
その後、川居たちは蓮見氏が入院したという連絡を受けて所夫妻宅を訪れます。
なんでも蓮見氏は寒川宅から帰宅後部屋で倒れたそうですが、その時には意識不明だったと言います。どうやら病気などでは無く原因不明の模様です。
近くには「ごめんなさい」と書き連ねられた手紙ともメモとも付かない物があったそうで、そばには骨壷もあり、近くに骨の粉が落ちており指先にも付着し、口にも入れていた様だったと言います。
蓮見氏は残った遺骨全てを体内に取り込む事で一体となり約束を果たそうとしたのだろうか。
個人的には蓮見氏は言動におかしな面が見受けられたため、骨を飲んだ事で正気を失いつつあったのかと感じています。
映像感想
昔の蓮見氏が京子さんを撮影した映像です。
京子さんと蓮見氏の会話が映され、兄妹が出かけようとした時京子さんが蓮見氏に戯れついたのか映像が乱れます。
そして映像が終わる間際、京子さんを映した状態でフリーズし砂嵐となりますが、リプレイや解説が無いため、何か映り込んでいたのかという点も含めて不明です。
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まとめ
115分と実に2時間近い長尺ですが、映像的には久々に当たりという印象を受けた巻です。長いのはメインの話が長いのとインタビューが多いためでしょうか。
そんな本巻のメインは前巻から続いている『続・ずっと一緒』ですが、前巻が沙那恵さんを中心とした」話だったのに対し、本巻では沙那恵さんの兄として登場した蓮見氏を中心とした話になっていて経路が変わっている印象を受けました。
ただ話としては兄妹の絆を悲劇的に描いていると言えますが、やや粗が感じられる面もあり、映像的には本巻の評価に寄与出来ていないのが残念な所ではあります。
先述した様に本巻は映像的には当たりと言えます。
そんな本巻でお薦めの映像は『踏切』『ゆれる』『排水溝』となっています。