2019年 約80分

目次
ブラックバイト
投稿者の男性が実家へと帰省し、両親と焼肉屋へ行った際の映像。投稿者が七輪へとカメラを向けた瞬間、変色した男の頭部と思しきものが現れこちらを睨みつける。のちの調査によると以前この店でアルバイトをしていた男性が過酷な労働に耐えかね首吊り自殺をしたのだという…。
映像
投稿者が帰省し、両親と一緒に焼肉屋に行った時の映像だそうで、両親との久々の食事を記録しようとスマホで撮影したとの事です。
そんな中食事しながら両親と話していた投稿者が七輪にスマホを向けると、七輪に男性の頭部が現れています。
そしてその頭部は途中で投稿者の方へ視線を向けます。
非常に分かり易い映っている映像ですが、状況や場所から恐怖感とかよりシュールさを感じてしまう印象を受けます。
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覗く女
都内某所のある繁華街。投稿者たちが乗り込んだ、エレベーターで撮影された映像。エレベーターの窓を覗く女性の姿。8階に着いた後、 5階に向かう投稿者たち。すると、5階に到着するも、女性の姿はない、このビルは、エレベーターが一つである…。
映像
居酒屋内で撮られたと思われ、テンション高い出だしの映像ですが、都内の繁華街で撮影されたものだと言います。
何でも投稿者は学生時代の同級生とあって食事をした際、友人とSNSで共有するためスマホで撮影したと言います。
この映像の本題に当たる部分は、投稿者がこの繁華街に住む友人宅を訪れた際に撮られたのだそうです。
その友人宅があるマンションは繁華街の中心にあるそうで、住人以外にも様々な職種の人物が事務所を構え、最近は民泊で使用していると言います。民泊ってそれはセキュリティ的にどうなんでしょうか。
そしてこんな所に住んでいる友人は何者なんでしょうか。
その後投稿者たちはエレベーターでいくつかの階を行ったり来たりしますが、これは乗り込んだ直後に交わされた、女の子が云々という会話を受けての事と思われます。
実際にエレベーターが通過した階で女性の姿が映り込んでいて、その姿を一同が認識したためなのですが、映像ではあっという間に流れてしまうため分かり難くなっています。
ただ普通に考えれば途中階にいた人物は下へ降りる目的のはずですが、上の階に向かう投稿者たちはそれに対してどうするつもりだったのでしょうか。
それから投稿者たちは女性を見掛けた階に向かうも女性の姿はありません。
その後当初の目的階についた際、エレベーターの隅に女性が映り込み、投稿者は気付いて驚きます。
こちらはエレベーター前に映り込んでいた時と違って非常に分かり易く、ある程度のインパクトも感じられます。
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YouTuber
youtuberとして活動している投稿者。街中で通行人に声をかけ、インタビューをするという動画を配信している。画面右端のガラスの反射に映る、白い布をまとった人影のようなもの。ただ立ち止まってこちらをじっと見据えているようにも見える…。
映像
この頃製作委員会に同じ様な映像が異なる投稿者から送られて来たのだそうです。
女性コンビのYouTuberが秋葉原駅前にて2018年年末頃に撮った映像の様です。そのYouTuberは街中で通行人に声掛けしてインタビューするという形式の動画を配信していると言います。
そしてそんなインタビューの中、画面右端のガラスに白い布をまとった人影が映り込んでいるそうですが、リプレイまで何度見ても判別出来ませんでした。
続けて渋谷駅前に移動しての映像となります。
そこでのやり取りに際して、インタビュー相手に個人情報話させるのはコンプライアンス的にどうなのかと思わなくもありません。
そしてインタビュー相手がアイドル関係者らしく投稿者たちは盛り上がりますが、そこから道路を挟んだ向かいに白い布の人影が映り込んでいるのが確認出来ます。
こちらは前回と違いリプレイとかで分かるといった程度です。
とは言え、遠目に見える程度なので映像的には地味という印象は拭えません。
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オバケ
夜の公園で友人の送別会の後に撮った映像。投稿者の友人が公園の池の方に移動する。投稿者がそれを追いかけてカメラを向けると、池の対岸に白い布のようなものが歩いているのが見える。一見、布を被っているイタズラのようにも見えるのだが…。
映像
投稿者が夜の公園で友人たちと酒を飲んでいた時の映像だそうです。
投稿者たちは友人の送別会をした後の事だそうですが、屋外でアルコール飲料持って談笑するくらいなら、どこかの店に入った方が良いのではと思わなくもありません。
そしてそんな中、友人が映っている後方に白い布の人影が映り込みます。今回は一目でそれと分かりますが、やはり遠目で地味という感想になります。
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オバケ2
投稿者が運営に携わっている、地下アイドルのライブ映像。投稿者がフロアにカメラを向けると、鏡に何か白い布をまとって立っている人物が写り込んでいる。 投稿者が一度ステージにカメラを戻し、もう一度フロアに向けてみると白い布の人物は、跡形もなく消えている…。
映像
投稿者が運営に携わっている地下アイドル「KIKA」のライブ映像だそうです。
ただ会場はライブハウスとかでは無さそうで、マンションか雑居ビルかの一室を改装したかのような空間となっています。
そんなライブに十数名程度のファンが集まって盛り上がっていますが、その中で白い布をまとった人影が一時的に映り込んでいます。
ただカメラが振られる中でのみ映り込んでいるため、初見では分かり難くなっています。
またライブの中で佇んでいるのみなので恐怖感は皆無といった印象です。
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調査パート
演出補知花が『オバケ』投稿者へ電話で聞き取りを行います。それによると同僚の送別会をした後公園で飲み直している時の映像だと言います。
どうやら投稿者自身も、最初はイタズラか何かと思っていた様です。また公園には長居はしなかったと言いますが、あまり長居出来そうな状況には見えないため当然と言えます。
そしてスタッフも当初はイタズラかと考えていた様ですが、同時期に同じ様な映像が投稿されてきた事に違和感を感じていたと言います。
そこで演出KANEDAが気になったのか、知花に確認した所、投稿者同士の接点もなさそうだと応えます。
ノイズ
投稿者が運営に携わる地下アイドル、KIKAのライブ映像。KIKAが歌っている途中、歌声に女性の悲鳴のようにも聞こえるノイズが混ざってくる。当日は実際に歌っている訳ではなく、予め歌が入った楽曲の音源を流している。その音源を確認しても、そのようなノイズは入っていないという…。
映像
映像自体は『オバケ2』の別アングルとなっていて、ステージ正面に設置した定点カメラの様です。
その映像に女性の声らしき音声が入り込んでいるのが聞き取れます。
どうやらライブ自体は口パクで、楽曲は予め録音していたものだそうですが、その音源を確認してもその様な音声は入っていなかった模様です。
ただライブ音源に混じって微かに音声が聞こえる程度なので恐怖感は薄めといった所でしょうか。
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投稿者インタビュー
『オバケ2』『ノイズ』の投稿者「萩原」氏に話を聞きます。萩原氏はKIKAの企画や物販に携わっていると言います。
また萩原氏もライブ当日会場にいたそうですが、そういった音声は聞いておらず客からも指摘はなかったと言います。客はライブに夢中でそんな微かなには気付きにくそうですが。
そしていずれKIKAさん本人からも話を聞いてもらえる事となり続きます。
シリーズ監視カメラ 301号室
とあるマンションの一室。誰も住んでいない301号室から、何やら物音が聞こえるとのこと。管理人は音の原因を突き止めようとカメラを設置。4日間カメラを別の場所に設置して撮影をしたのだが、その全てに和室の部屋の襖が震えているような音が記録されていた…。
映像
あるマンションの一室の映像だそうです。
何でもマンションの大家である投稿者に住人から苦情が入ったそうで、それは誰も住んでいないはずの301号室から何やら物音が聞こえるという内容だそうです。
そこで投稿者は原因究明のため監視カメラを設置したという。
そして映像では決まって午前4時20分になるとガタガタと物音が鳴る事が分かります。音自体はウォータハンマーとかで説明が付きそうではありますが、未明でかつ決まって同じ時間というのが不可解と言えます。
そしてカメラは1日毎に設置場所を変えていた様ですが、4日目の映された場所の映像で、襖が震動している様に見えます。
どうやらこの襖が音の発生源と思われます。
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調査パート
スタッフ一同は投稿者である「金子」氏と一緒に撮影された部屋を訪れます。そして撮影された301号室に入りますが、この部屋はかつて住人が自殺したいわゆる事故物件だった模様です。
何でも自殺した住人は女子大生だったそうです、一応その後住人はいた様です。
そこで演出補中田が前の住人が去った後人の出入りがあったか尋ねますが、投稿者が言うにはそれは無いとの事です。
そういった中、後に取材映像に音声が入っていたとテロップが入ります。
そして投稿者は実際に物音を聞いた事は無いが隣の住人から話があったと言いますが、鳴る時間を考えれば仕方ないと言えます。投稿者とKANEDAのやり取りでは、今も同じ時間に鳴っているか不明だが、こちらでは対処の仕様が無いといった会話がなされます。
そんな中、この辺りに女性の悲鳴らしき音声が入っているのが分かります。これは『ノイズ』に入っていた音声と同じ様な声と思われます。投稿者はお祓いすることも考えていると言いますが、事故物件でもそういった事は基本的に行わない物なんでしょうか。
それから隣の住人に話を聞いた所、ギシギシという物音や人の声らしきものが聞こえると言います。それはいつ頃からか尋ねた所、結構前という大雑把な返答を返してきます。
その住人は一年強ほど期間住んでいると言いますが、人の出入りなどを見たことは無いと言います。
そして取材映像の音声が紹介されます。
やはり『ノイズ』の音声と酷似していると指摘され、萩原氏に送って確認して貰うことになりました。スタッフで同じ様な音声であると認識出来ているのに、萩原氏に何を確認して貰うのかと、疑問を感じなくもありません。
そしてスタッフはフリーライター「瀬羽 潤二」氏に一連の映像を視聴して貰います。氏によれば『YouTuber』から一連の白い人影が映っている映像はバズ狙いのフェイクである感が見えたと言います。
さらに瀬羽氏はネット上で知り合った者同士が共謀したのでは投稿者同士を繋がりを見つけるのは難しいのでは無いかとも言います。
そしてスタッフがKIKAについて尋ねた所、知っていると程度で詳しくは無いと言います。
それから『ノイズ』については目新しさは感じず炎上狙いでは無いかと言い、続けて地下アイドルが炎上商法による売名を狙ったのでは無いかとの語ります。
全体的にボロクソともいえる言い様と感じられます。
それからオカルト研究家、霊能者である「四方田 登紀子」さんに映像を見て貰います。
この時点ではオカルト否定派の後にオカルト肯定派を登場させて対比させるということかと考えていましたが、少し意外な流れになります。というのも、四方田さんも白い人影については仮装といっても差し支え無いのではという反応だったためです。
そしてイタズラなら誰が何のために行ったのかと疑問を呈した上で、ネットの反応を欲しくてやっているのではと言い、この辺りはバズ狙いと言った瀬羽氏に近そうな意見と言えます。
それから『ノイズ』について、怨念や残留思念は声や音を媒介にして現れることがあると言います。また四方田さんはKIKAさんに違和感を感じるとも言いますが、この発言は大きな意味を持つことになります。
その後、数日前からKIKAさんと連絡が取れなくなっているとの事で、スタッフは萩原氏とともにKIKAさんの住所を訪ねます。
この流れからすると女性らしき叫び声とKIKAさんは直接的な関わりがありそうに感じられます。
そして訪れた先は『シリーズ監視カメラ 301号室』の建物で、さらに部屋は301号室だと言います。
そこでスタッフは金子氏を呼び、萩原氏と一緒に部屋に入ります。
そしてKANEDAが萩原氏にKIKAさんの本名を尋ねるが聞いていないと言います。これは萩原氏が聞いて無かっただけなんでしょうか。地下アイドルもそれなりに運営スタッフがいると思われますので、他のスタッフなら知っていると思われますが。
スタッフはKIKAさんがここに住んでいた事を金子氏に説明しますが、何かの間違いでは無いかともっともな反応で返します。
そこでKANEDAが以前の住人について教えて貰えるか尋ねた所、金子氏は渋い顔をして個人情報なのでと当然のお断りをします。
しかし無理やり説得して書類を見せて貰えることになりましたが、これはコンプラ的に問題無いんでしょうか。
そして金子氏が書類を取りに行っている間、萩原氏にKIKAさんの住所を聞いたのはいつのことか確認した所2年ほどまえだという。
そうなると自殺したという女子大生の頃ではなかったりしないんでしょうか。
やがて金子氏が書類を持ってきて、前の住人について説明した所『オバケ』の投稿者だと判明しました。意外な繋がりではありますが、それがどういう意味を持つのかという点については見えてきません。
そしてその前に住んでいて自殺した女子大生は「小林 千佳」さんという名前と判明します。仮名と思われますが、ローマ字とかにして略すとKIKAと出来そうに感じられます。
「KobahashI chiKA」といった風にでしょうか。
やがて知花から『オバケ』の投稿者が301号室に住んでいたと確認が取れたと報告されますが、その一方でいつの間にか萩原氏が行方不明となっていました。
気づいて
とあるカップルがSNSに投稿していた動画。アップロードされた動画内の数本に、スーツ姿の男が写り込んでいる。フロントガラス越しに見える沿道の木の陰に注目すると、人影など映ってはいないが、カメラがパンされるとその背景に男の姿がはっきりと映っている…。
映像
あるカップルがSNSにアップロードしたという映像だそうです。どうやらデート中に投稿者が彼氏を撮ったものの様で、アップロード先はTikTokかInstagramと思われますが、複数の短い動画から成り立っているそうです。
そしてある観光名所的な公園らしき場所で、彼氏が突然ある方向を睨むような素振りを見せます。その様子は何者かの姿でも見えているかの様です。
また10本アップロードされた動画のうち、数本に黒いスーツを着た男性らしき人影が映り込んでいたと解説されます。
ただその姿は一見ごく普通の男性な上、映り方も地味なため、初見では分からないと思われます。
さらに最後の池らしき場所の動画にはSNSにはアップロードされていない続きがあったとして紹介されます。投稿者はまさに一心不乱といった様子で歩く彼氏を追います。
その合間にも人影が垣間見え、彼氏はその人影がいる方へ向かっている様に見えます。
そして2人は人影がいた付近に到着しますが、そこである事に気付きます。
色々ありますが、映像的には地味という印象を受けます。
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物置小屋
祖母の家へ訪問した際の映像。物置小屋の様子を撮影する投稿者。「何かいる」と、叔母に伝え後ろの方にカメラを向けた瞬間、何者かがカメラに近づいてくる。不気味な表情を浮かべる男性とおぼしき白い人影。その白い人影は、刃物のようなものを握っているようにも見える…。
投稿者インタビュー
投稿者が祖母宅を訪れた所、物置小屋から小動物の鳴き声らしき物が聞こえたため、様子を見ようとした際に撮影した映像だそうです。映像開始時から何やら鳴き声の様な物が聞こえているのが分かります。
投稿者に話を聞いた所、祖母宅は山奥にあるため獣害にあったりしていたとのだそうです。そのため物置小屋に何か動物が居着いた可能性なども考慮して様子を見に行ったのだそうです。
映像
その鳴き声は音声だけだと盛りがついた猫の鳴き声に聞こえます。投稿者は一度小屋内を映すも一旦カメラを止めて小屋から離れた後、再度撮影を試みます。
少し小屋内へ踏み入った投稿者が、祖母の方へ声を掛けて、小屋内にカメラを向けると体を白い物を付けて刃物を持った男性が駆け寄ってきます。
一見すると普通に危険人物ではと思いますが、本当に危険人物なら投稿者はタダでは済まないため、あくまで生きた人間ではないらしいと言えそうです。
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301号室2
投稿者が部屋の中を調べながらスマートフォンのライトをつけて撮影。問題の襖がある畳の部屋に入ったとき、何者かが襖の前に立っている。再び、カメラを向けると誰もいなくなっているが、黒い服を着た女性と思われる人物が、こちらの様子を伺っているように立っている…。
調査パート
どうやらスタッフは突如行方不明になった。萩原氏と連絡が取れなくなった模様です。
それから映像を調べていた知花が、『YouTuber』の片割れとKIKAが同一人物では無いかと指摘します。そこで『YouTuber』の投稿者「君島」さんとその相方「木下」さんににKIKAさんの動画を見て貰います。どうやらスタッフは木下さんとKIKAさんが同一人物では無いかとも見ていた様ですが、木下さん本人がそれを否定します。また2人に、KIKAさんの事を知っていたか尋ねたが知らないという返答でした。これは地下アイドルという事もありますし、仕方ないと思われます。
そこで演出KANEDAが自殺した小林さんの事を2人に話した所、彼女たちは小林さんを知っている様でした。
どうやら2人と小林さんは同じ大学に通っていたらしく、さらに木下さんが以前付き合っていた元彼の元彼女という無駄にドロドロした人間関係だった模様です。そのために木下さんは小林さんから嫌がらせを受けた事もあると言います。
また小林さんは元彼に振られた際、ブスとは付き合えないと心無い事を言われたそうなので、小林さんも被害者と言えそうです。もっともブスとは付き合えないと言って振るなら、最初から付き合うべきでは無いと思われますが。
それからこの事がトラウマにでもなったのか、小林さんは何度も整形を繰り返したそうです。その結果として、KIKAさんこと小林さんは木下さんと同じ容姿になったと見ることが出来そうです。小林さんを振った後木下さんと付き合ったのなら、そういう容姿が好みなのかと判断して近付こうとする可能性がなくもないと思われます。
そして木下さんから、元彼の連絡先を教えて貰います。
それから2人に小林さんの死因などを知っているか尋ねた所、噂にでもなっていたのか、睡眠薬や窒息などと話が出ますが、押入れの中で見つかったという話も出て来ます。この押入れというのは監視カメラの映像に映っていた襖の場所の事でしょう。さらに白い布に包まっていたそうで、そうすると映像に映っていた白い布の人影は小林さん本人の霊であるとでもいうのでしょうか。
また2人は小林さんが整形した後の姿を知らないそうで、元彼には小林さんから写真付きのメールが送られてきた事があるのですが、見せてくれなかったそうです。
そしてスタッフは木下さんや小林さんと付き合っていたという、今回の元凶とも言える男性に接触を試みますが、彼は電話に出ませんでした。
この時事態は萩原氏が失踪した時より悪化の一途を辿っていたのかも知れません。
映像紹介後、再度四方田さんに話を聞きます。
確か四方田さんはKIKAさんに違和感を感じている様でした。それについて四方田さんは白い布の正体は分からないものの、KIKAさん自身が怨念だったのでは無いかと言います。
確かに話の流れを考えればそういう結論も仕方ありませんが、現実として考えた場合、それは如何なものでしょうか。仮にもKIKAさんはアイドルな訳で、少ないながらも運営スタッフやファンもいた訳ですが、その中心にいたのが怨念だったというのは現実離れし過ぎている様に感じられます。
それからスタッフは四方田さんに取材の経過を説明しました。四方田さんが言うには、小林さんの怨念であるKIKAさんの目的ははっきりしない様ですが、木下さんに対して敵意を持っている訳ではなさそうではあるものの、早急に対応すべきと言います。
それからスタッフ間で、投稿映像の一つに変化が生じていたと事が明らかになります。
この際現実にそういう事が起こりえるのだろうかとナレーションで語られます。実際に現実で起こりうるかどうかはともかく、ほん呪では直近だとPart76で前例があったのでは無いかと思ってしまいます。
そしてKANEDAと中田のやり取りで変化に気づいたのは先程らしい事が分かります。
その傍らで知花の携帯がなり、電話の主は君島さんで木下さんと連絡が取れなくなったという内容でした。四方田さんとの話からどの程度時間が経過していたのか不明ですが、早急な対応はしていたのでしょうか。
映像1
金子氏のもとに再度住人から苦情が来たため、自ら301号室へ撮影に来たそうです。金子氏が部屋の中を撮影しながら確認し、和室に入った時、襖の前に人影が映り込みます。
一応映り込んでいる事は分かるのですがカメラが大きく動いているタイミングという事もあって、細かくは見えないものの、人影が映っていたという事は認識できる程度と言えます。
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映像2
萩原氏が行方不明になった時にスタッフが撮影していた映像です。
演出KANEDAが萩原氏を探すため、窓の外にカメラを向けて見渡した際、別の建物に白い布の人影が映り込んでいます。
初見では分かり難い上に、映像的には白昼下で白い布の人影が映り込んでいるというものなので恐怖感は低いと言えます。
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映像3
本巻の最後に紹介される物で、変化したとされる映像です。
警告とカウントダウンの後に紹介される映像ですが、変化元は『シリーズ監視カメラ 301号室』の様です。
襖の映像で雄叫びの様な音声が響き、元映像では閉まっていたはずの襖が全開になっている事が分かります。
やがて襖の奥から白い布の人影が這い出て来ます。人影はカメラに近寄って来ますが、何か白い布ヒラヒラさせて近寄られても、オバQを彷彿してしまいインパクトが無いどころかコミカルさすら感じてしまいます。
しかし映像は更に変化が生じます。
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まとめ
本巻からKANEDA氏が演出となり、演出補も総入れ替えとなっています。この演出補が完全に入れ替わるのは児玉和土氏から岩澤宏樹氏に演出が代わったPart42以来と言えます。
そんな本巻は複数の投稿者からの映像に同じ様な事象が映り込んだ事に始まる調査がメインとして描かれています。
ただ調査する中で別の投稿者から似た映像が投稿されるというのは複数巻に渡る大長編では珍しい事では無いものの、本巻は発端となる映像が無く、複数投稿者から似たような物が映り込んだ映像が投稿された事自体が発端となっているのが特殊と言えます。本巻ではさらにシリーズ監視カメラも絡んでくるのが意外性を感じさせます。もっともそういった意外性ではPart55と比較すると見劣りしてしまうのが残念な所ではあります。
そんな本巻は映像の数そのものは多く見えますが、同じ様な事象の映像ばかり見せられて残念な気持ちになってしまうパターンになっていて全体的には微妙という印象を受けます。
そういった中でおすすめ出来る映像としては『覗く女』『301号室2』ラストの映像辺りでしょうか。