【ほん呪】ほんとにあった! 呪いのビデオ個人的おすすめ25選【まとめ】

2022/7/2 更新

当記事は以前、NAVERまとめに投稿したまとめ「【ホラー】ほんとにあった! 呪いのビデオ24選【ほん呪】」をNAVERまとめサービス終了に伴い、再構成したものです。
今後は当記事にて追記、修正を行っていきます。
また当ブログで再構成に際して、入れ替えが発生しています。

「ほんとにあった! 呪いのビデオ」シリーズで個人的に怖いと思った、あるいは気に入った作品です。順位は無しで作品名と収録巻、簡単な感想を記しています。当ブログに感想を投稿済みの巻については映像の感想に直接リンクを張っています。あくまで個人的ベストなので変更があるかも知れません。どれから見れば良いか分からない等といった時に参考にしてして頂ければ幸いです。

『ほんとにあった! 呪いのビデオ』(ほんとにあった! のろいのビデオ)は、1999年(平成11年)から続く人気ホラー・オリジナルビデオ・シリーズ。副題は「一般投稿により寄せられた戦慄の映像集」。

ほんとにあった! 呪いのビデオ – Wikipedia

同シリーズには本物か否かの議論がありますが、管理人は単純にホラーエンターテイメントとして楽しんでいますので嘘臭さなどは基本的に考慮していません。

またほん呪個人的おすすめの巻をまとめた記事も書いています。
どの巻を見れば良いのかと思った方は参考にどうぞ。

以前ほん呪で個人的オススメ映像の記事を書きましたが、好きな映像だけ視聴出来る訳では無い事もあり、オススメ巻の記事も必要と考えて書きました。
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白い着物の女(1巻)

総評:4/10 この作品は20年にも及ぶロングセラーシリーズの一作目です。この一作目がリリースされた時点でシリーズ化が決まっていたかどうか分かりません。 しかし「白い着物の女」の検証シーンなど最初だからこその手探り感が感じられるのが非常に面白い所です。
新居へ引越しした若夫婦。作業も一段落つき、仲間たちと飲んでいる様子をおさめたビデオ。まだ電源も入れていないテレビのブラウン管に白い着物を着た女の霊が写っている…。

1巻の冒頭を飾る作品でシリーズが生まれるきっかけになったと紹介されている作品です。
現れる現象は今後の作品に比べると地味ではありますが、消えたテレビに映るというわかり易さ、時間を掛けた検証が好印象です。

4人いる(3巻)

総評4/10 本作は過去二作と異なり、作品の中心となる映像がありません。 最終的には元のスタイルに戻るのですが、しばらく模索の時期となります。 とは言え本作は映像がほとんどない音声のみの投稿作品や心霊写真が撮られた現場に映像を撮りに行くといった試行錯誤のような試みも見て取れます。
メンバー4人でキャンプに行った際のビデオ。第3者に頼んだ覚えはないのにメンバー全員が写った遠景のカットが…。

キャンプの映像に、全員が映った無音の遠景が映るだけと言うそれだけの作品ですが、そのなんとも言えない不気味さが個人的には好印象です。

『責任・・・』(15巻)

総評:6/10点 ここ何作か平均的で振れ幅が小さめな印象でしたが、本作は久々に当たり外れが大きい印象の作品でした。 こういう作品がほん呪らしいと言えない事も無いと思います。
先輩2人から強引に誘われ廃墟の探検に行ったKさん。廃墟を歩くうち、先輩の1人が突如意味不明な言葉をつぶやき始める…。後日その先輩は失踪してしまうのだが、廃墟で撮影された彼の背後にはあるものが映っていた…。

比較的有名と思われる作品。
廃墟を探索していた一人が意味不明な呟きをしだし、最後に謎の人影らしき物がはっきり映る展開が面白いです。
またこの巻にはいわゆる音声物の有名作品である「ニューロシス」も収録されています。

ビデオレター(18巻)

総評:6/10点 メインである「黒狐の終末」が非常にグダグダな印象の本作ですが、映像自体は見応えのある物が多い印象です。 比較的有名な映像である「ビデオレター」はもちろんですが、冒頭で流れる「98話目に現れた霊」のインパクトも結構な物です。
投稿者は単身赴任の夫のために幼い我が子の成長記録をビデオレターのように送っていたという。とある公園で元気に遊ぶ無邪気な子供。その背後に得体の知れない少女の姿が二度にわたって映りこんでいるのだが…。

こちらも比較的知られていると思われる動画。
子供の背後から、この世のものとは思えない人影が手を振り、こちらに近寄ってきている姿は非常に不気味です。

続・廃神社(23巻)

総評:5/10点 本作は作品全体を通して見ると平均的といった印象を受けます。 人影などが映っている時間が短かったりする反面、何度見ても分からないような映像はほとんどありません。
廃神社に立ち寄った後、交通事故に遭ったカップルが撮影した心霊映像の続編。我々、取材班は彼らが立ち寄った神社に赴くが、その過程の中で現地の山中に迷い込み恐怖を味わう。投稿映像にうつった老婆の真相とは…?

あるカップルがドライブ中に立ち寄った廃神社で撮ったという映像です。
山中の調査を行うもほうほうの体で撤収する羽目になったり、後に演出となる岩澤初登場となるエピソードだったりと見どころがありますが、映像に映り込む老婆の不気味な姿がそれを打ち消してしまうほどのインパクトを感じさせます。

不気味な女(25巻)

総評:9/10点 本作はシリーズでも屈指の辺り回では無いでしょうか。 出だしの『半面の男』は充分なインパクトがありますし、その後の『不気味な女』は有名な映像になっています。 その後も外れと言える映像はほとんどありません。
投稿者は新しいマンションに越したので、離れて住む母親に中の様子を見せるため携帯電話で動画を撮影していたという。一見、何の変哲もないワンルームマンションだが不可解な顔や女性の姿、泣き声のような音が…。

有名作品の1つ。
いくつか細かい現象があるのですが、それよりも部屋に突然現れる女性らしき人影がインパクト大です。
それに対し撮影者が無言でカメラを放り出して逃げる展開も好印象です。

家庭用監視カメラ(25巻)

総評:9/10点 本作はシリーズでも屈指の辺り回では無いでしょうか。 出だしの『半面の男』は充分なインパクトがありますし、その後の『不気味な女』は有名な映像になっています。 その後も外れと言える映像はほとんどありません。
一軒家の玄関に設置された防犯用のカメラが捉えた奇妙な映像。この防犯カメラは何か動きがあった時に録画機能が働くという。そこには人物の姿はなく、黒い影がスッと動く映像が録画されていた…。

シリーズ監視カメラでもいくつか印象に残ってる作品がありますが、これもその1つです。
恐らく死後1年経って帰宅したと言う話だと思われますが・・・
恐怖感より哀愁感漂う作品です。

セミナー・キャンプ(26巻)

総評:6/10点 本作は前作に比べると見劣りするものの、平均より見応えがある物となっています。 明らかに分かり難いのは『シーソー』くらいで、それ以外は平均程度からそれ以上と言えます。
大学生である投稿者が、夏休みにある山中のバンガローで開催されたセミナーに参加した際に撮影した映像。その中に明らかに参加者ではない女性の姿が…。この山は殺人事件が起こった場所でもあるという…。

窓の外にいた女性があっという間に音もなく背後に忍び寄っていたら怖いですよね・・・
そんな作品です。

冥界へとつながる森(31巻)

総評:5/10点 メイン映像である『冥界でつながる森』が突出している印象を受ける本作です。 他の映像が小粒感のある物ばかりということで、総合的には平均的というところに落ち着きます。
投稿者の娘にあたるYさんが婚約者の男性とともに、母親の誕生祝いのために撮影したビデオレター。その映像の中に不可解な映像がインサートされていたという。その数日後、Yさんが行方不明になってしまった…。

ごく普通のビデオレターに突然割り込む不気味な映像。
その映像も最初は単なる風景に見えますが・・・
不気味感のみならず恐怖感も伴う作品です。

肝試し(35巻)

総評:7/10点 前巻までの長編『Twenty Seven』の結果、製作委員会から菊池がいなくなり岩澤が去ります。 その為製作委員会のスタッフが刷新され、インタビュアーも岩澤から女性演出補の長田が勤めています。 映像面では全体的には高めの水準と言えますが、映像ごとの落差が大き目で、その辺りがいかにもほん呪と言えます。
投稿者がアルバイト先の友人Mさんと2人で心霊スポットに肝試しに行った際の映像。その場所は以前は病院の廃墟があったのだが、今では公園になってしまったのだという。その日の深夜、Mさんは忽然と姿を消した…。

映像よりも音声の方がインパクト大な作品です。
それだけの理由ですが非常に印象に残っています。

廃アパート探検(39巻)

総評:6/10点 本作のメインパートは大長編『狂死のビデオテープ』完結編となっていて、力が入っている印象を受けます。 ストーリーとしては面白く、心霊博士が中心と思わせて実は呪われた一族の話だったり、終盤の絵解きなどは意外性があって楽しめました。 しかし今作でもそうですが、この長編は総じて映像面で微妙だった印象を受けます。
深夜とある誰も住んでいないアパートを訪ねた投稿者の映像。このアパートはかつて父親によって幼い娘が風呂に沈められ、殺されるという事件の現場となった場所だ。ここを探索中に奇妙な現象が起きたのだが…。

暗いアパートの室内を探検と言ういきなり不気味な雰囲気の作品。
そんな中窓ガラス越しにこちらを見る少女らしき人影がインパクトある作品です。

クラシックバレエ(41巻)

総評:7/10点 本作は現時点でシリーズ最長である児玉演出作品最後の巻となっています。 特に何かあるというわけではいう訳ではありませんが、映像的には見応えはあると思います。
稽古場でバレエを練習している女性を記録した映像。練習中に突然、消える照明と途切れる音楽。再び明るくなると稽古場の鏡の中、何者かが女性に近づいている。しかしその姿は鏡の中だけにしか映っていないのだが…。

バレエの稽古をしている女性に、鏡の中で接近する人影と最後の読経らしき音声が非常に不気味です。

邪願(42巻)

総評:6/10点 本作から演出が児玉氏から岩澤氏に代わっています。 シリーズを通して見ると、初の演出補上がりの演出の作品となります。 児玉演出時代からの菊池関連の話をメインにしていて、他の映像も平均点は高い印象を受けます。
投稿者が恋人と都内のある神社へ行った際の映像。何気に絵馬を撮影していた時、その一枚にゾッとするものを発見する。「正彦シネ」と書かれた絵馬。その絵馬の背後からジッとカメラを睨む女の顔が…。

絵馬に異常を発見して間髪入れずに、追い打ちの如く映り込む現象がインパクト大です。

続・嫉妬(46巻)

総評:6.5/10点 本巻も前巻に引き続き概ね平均的で、良い意味で安定している印象でした。 ただ前巻との違いは色々な意味でメインが抜きん出ていたという点でしょうか。 スタッフに目を向けると、菊池が登場せず代わりに長田が登場していたのが印象的でした。
投稿映像に現れた不気味な顔。さらに撮影直後に襲った投稿者の母親の死。我々、取材班はそれらの調査の過程で同級生の姉から話を聞く。中学受験に失敗した同級生はうつ病となり、現在とある宗教施設で除霊を受けているというのだが…。

最初に大した様に見えない現象を見せておいて、油断している所を狙って来るタイプで、今後は作品ではこのようなタイプが見られるようになります。
背後に見えている時は大した事ないと思ったのですが・・・

頭のおかしい女(49巻)

総評:5/10点 長編『死返(まかるがえし)』完結編となった本作です。 『死返(まかるがえし)』は最初の映像こそインパクトありましたが、映像的には落ち着いた印象です。 そしてストーリーとしては死者蘇生の儀式に関する話で割と楽しめましたが、最終的には儀式の黒幕と思われる田沼ら祖母の狙いが成就されたと思われ、結局いつもの様に行方不明は帰ってこないであろうという後味の悪い終幕となっています。
付き合い始めたばかりの恋人とともに、地元で有名な廃線路跡のトンネルへ肝試しに行った際の映像。突飛な発言で投稿者を翻弄する恋人。すると突然、投稿者が動揺を見せ始める。このとき投稿者はトンネルの奥から響く足音を聞いたのだと言う…。

投稿者彼女の背後に現れる人影と言い、投稿者の反応と言いインパクトの強い映像と言えます。

不気味な置物(50巻)

総評:6/10点 Part50となった本作ですが、一つの節目を意識したと思われる製作委員会立ち上げ直後まで遡るエピソードや回数多めのメインパート印象的な回となっています。 しかし映像面では全体的に振るわない印象を受けました。 特に3回あるメインパート『アフンルパロを視る女』の映像が総じて微妙ということがあります。 このメインパートのストーリー自体は悪くないため、映像が残念だったと言えます。
西洋の置物と思われるアンティ-クの人形を同じ位置から延々と撮影し続けた、一見、何の変化もない映像。だが、早送りしてその映像を見てみると人形の目と口元が明らかに動き出し、その表情が変化していくことが確認できる…。

続・不気味な置物(52巻)

総評:8/10点 本作は長編『失われた仔ども達』の前編をメインとした構成になっています。 この手の長編としては映像も悪くなく、むしろ続・前編の映像は本作では印象に残る物になっています。 更に明らかに詳しい事情を知っていそうな投稿者彼女を行方を追うサスペンス的展開など長編の出だしはなかなか良いのではと思えます。

この作品は2作で1作とカウントしました。
人形の表情が徐々に歪んでいくとそれだけの作品ですが、なかなか不気味です。

夜警(51巻)

総評:9/10点 本作はこれまで紹介したシリーズの中でも屈指の出来という思われます。 抜きん出た映像こそありませんが全体的に粒ぞろいで、かつバラエティにも富んでいます。 メインの『溶怪』は前編の投稿映像は非常に不気味かつ奇妙な映像ですが、その後の調査で投稿者が行方不明になってしまいます。 そしてその責任を取るという形なのか、菊池が製作委員会から離れてしまいます。
関東近郊の心霊スポット巡りをしていた投稿者たちが撮影した映像。自殺が多いとして有名なとある吊り橋を目指して車を走らせていると、恐ろしい出来事が起こる。薄暗いトンネルを抜けカメラが運転手の方を向いた時、その窓の向こう側には何かが立っており、すれ違うのが確認出来るのだが・・・。

この作品は初見だとどうしても驚いてしまうのでは無いかと思います。
この巻は同じタイプの「ベッドの下 開かずの部屋」タイプは異なりますが「むげねぇ」下にも上げてる「溶怪」など粒ぞろいです。

溶怪(51巻)

総評:9/10点 本作はこれまで紹介したシリーズの中でも屈指の出来という思われます。 抜きん出た映像こそありませんが全体的に粒ぞろいで、かつバラエティにも富んでいます。 メインの『溶怪』は前編の投稿映像は非常に不気味かつ奇妙な映像ですが、その後の調査で投稿者が行方不明になってしまいます。 そしてその責任を取るという形なのか、菊池が製作委員会から離れてしまいます。
会社の同僚と酒を飲み泥酔してしまった投稿者。同僚は終電があるからと先に帰ってしまうが、投稿者は一人で違う店へ。そこで知り合った女性と仲良くなり、勢いでラブホテルへいく。朝起きると自宅に戻っていたのだが、携帯電話には撮った覚えのない動画が映っていた。それは、女の人の顔が徐々に溶けていく映像だった・・・。

徐々に溶けていく女性らしき顔もそうですが、微かに聞こえる歌声らしき音声が不気味感を引き立てている1作です。

遺された呪いのビデオ(53巻)

総評:7/10点 本作はメインである長編『失われた仔ども達』の中編に力を入れている様に見受けられます。 ただ映像的には前編と比べてインパクトという点では見劣りするように感じられます。 調査パートも色々やってはいますが、阿部さんのという1人の女性を探すも、自力では見つけ出せず向こうから接触してきたというややご都合主義的な部分がある印象を受けました。
遺品整理業者でアルバイトをしていたという投稿者は、40代の男性が亡くなりその遺品の中に「呪いのビデオ」と手書きされたビデオテープを発見、何気なく映像を見てみると奇妙なものが映されていたという。陸上競技の練習風景を撮影したと思われる映像。荒れた画面が切り替わったとき、その端に場違いな女の子と思われる姿があり、画像が乱れるたびにこちらに近づいてくるのだが・・・。

悪い画質の映像に映り込む少女らしき人影。
それが遠目に見えている分にそれ程でも無かったのですが・・・
先に上げた「嫉妬」と同じタイプでインパクトの大きい作品です。

見えぬ踏切(54巻)

総評:6.5/10 長編『失われた仔ども達 』完結編である本作ですが、メインパートに結構な尺を取ってはいる物の核心的な部分が全く分からず終わってしまいました。 その為全体的には面白かったのですが、尻すぼみ感がなくもありません。 本作での映像は1本のみですが、なかなか不気味な物であったという印象です。
大学生の投稿者が入居している寮のロッカーの裏側に落ちていたミニDVテープの映像。若者達が旅行帰りに車内で撮影したと思われる映像。車は道を間違え行き止まりに突き当たる。引き返そうとしたその時、突如車内に踏切の音がこだまし、彼らはパニックに陥る。車も動かない様子で、フロントガラスの向こう側には数体の黒い人影が現れる・・・。

まず、何も無いはずの場所で響き渡る警笛音自体が非常に恐ろしい物です。
その上乗っている車も動かないなど恐怖心を掻き立てます。
そして投稿者はこのビデオを発見したのであり、現場に居合わせた訳では無いと言う背景もなかなかに不気味です。

銅像(55巻)

総評:8.5/10点 岩澤氏演出としては最後となる本作は、当時劇場公開された物と言うこともあって、通常よりストーリー仕立てになっている印象でした。 本作で紹介された投稿映像の数々、スタッフルームの異常、焼け焦げたデジカメなどその他様々な要素が収束していく様は見ていて面白いですが、話が出来過ぎでは無いかとも思ってしまいます。
深夜、仲間達と、とある公園で酒を飲んでいた際、撮影した映像。敷地内にはリアルな人間を模した幾つもの銅像がそこかしこに点在している。公園の階段でじゃんけんをして遊んでいると、撮影者である男性が異変に気づき男の子の銅像の方へとふいにカメラを向ける。するとその銅像が成人女性の人影へと変化し、こちらへ向かってくるのが確認出来るのだが・・・。

銅像が動くと言うのは怪談の定番ですが、こちらは人に姿を変えて接近してきます。
何とも言えない恐怖感があります。
またこの55巻は劇場版として制作されたため全体的に手が込んでいて、「悪人」はインパクトと言う点ではなかなかの物では無いかと思います。

手鏡(56巻)

総評:5.5/10点 本作は演出担当が岩澤から菊池へ代わって最初の作品となります。 メインである『リベンジ』はタイトル通りと言っていいのか分かりませんが、リベンジポルノという新しめのテーマになっています。ストーリーとしてはインタビュー中心だったり取材班が自滅したりと特段優れている印象はありませんでした。
投稿者の男性が、撮影当時、付き合っていた恋人とデートの帰りに自宅近くの公園で撮影した映像。公園内で鏡を拾った彼女は、その鏡でふざけて遊び始めた。そして、カメラに向かって自分の顔を手鏡に反射させる彼女。その後、鏡に火傷の跡がある女と思われる顔が映り込む。さらにその直後、鏡が前ぶれもなく突然割れてしまうのだが・・・。

ズームされた手鏡に突然映る顔。
来るぞと思っていてもインパクトは大きいです。

野鳥観察(61巻)

総評:5.5/10点 前巻に続けて土着信仰絡みの話がメインとなった本作ですが、そのメインである『人形ノ家』は前巻の『蛭子』と同程度の尺が取られています。 メイン映像の調査部分に力を入れるのは良いのですが、そこにばかり注力して他が小粒感ある物ばかりになってないかという点も考えて欲しい所です。
投稿者の男性が、恋人の女性ととある郊外の雑木林で撮影したという映像。彼女が通っている大学の実習で「野鳥の鳴き声」を使用する事になったため自作の集音マイクを使い、深夜、録音をしていたという。途中、彼女が何かの音が聞こえると言いだす。その後、後方から、宙に浮いた生首のようなものがカメラに迫って来る・・・。

投稿者カップルが深夜の雑木林で撮影した映像です。
泣き言じみた事を言っている投稿者とそんな投稿者を後目に暗闇へ進んでいく彼女が対照的です。
怪異が現れる位置やタイミングは何となく読めてしまいますが、それでも驚いてしまうインパクトは備えています。

中古ビデオ(SP3)

有名作品の1つ。
画質の悪い旅行映像らしき物が突然途切れてからの映像はなかなかのインパクトです。

井戸(SP5)

こちらも有名どころの作品。
暗闇で井戸を映している所にノイズが走って・・・と言った展開ですが、割り込む映像が非常に不気味です。