【Android】脱出ゲーム ネコと古びた病院【感想】

2019年 Nekojyarashi

6 out of 10 stars (6 / 10)

とある街に住む1匹の白ネコ。
ある日、風邪をひいてしまいました。
ボロボロの体を引きずって薬を買いに行こうとした所
古いの病院がある事に気が付きました。
本当は入ってはいけない恐怖の病院。
猫は無事に脱出できるのか?

GooglePlayより
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概要

廃病院を舞台にした本作は白ネコを主人公とした白ネコ脱出シリーズの14作目だそうです。
主人公である白ネコは雪山や氷の城、海賊船など様々な状況からの脱出する羽目になっている様です。
当シリーズは冒頭などにマンガが掲載された構成と独特な緩い雰囲気が特徴と言えます。
クリアまでの所要時間は1-2時間程度と思われます。

緩い雰囲気の脱出ゲーム

本作のOPは主人公の白ネコが、風邪ひいてドラッグストアへ向かう場面から始まります。
普段なら大した事で無いはずの道のりも、風邪で弱った体力だと遠い物に感じられたりするものです。
そんな弱った白ネコの前に現れた病院らしき建物。しかし古いとかいうレベルでは無く、どう見ても廃病院です。明らかに怪しい建物ですが、この場所に住まう何者かに誘われて足を踏み入れた直後からゲームは始まります。

そんな本作ですが、OPの漫画や白猫のキャラクターなどからか終始緩い雰囲気で進行します。

常備薬が無く、ドラッグストアへ向かう白ネコ。
途中病院を見つけるますが、どう見ても廃病院です。

謎解き脱出ゲームとして

OPなどは一風変わっていますが、システム的にはタップで調べたり、アイテムを拾ったりするオーソドックスな脱出ゲームとなっていて、アイテムを組み合わせたりする事が無いシンプルなタイプとなっています。例えば定番といえる懐中電灯と電池ですが、本作では懐中電灯の前で電池を使う事で、懐中電灯が手に入るという形になっています。
その他アイテムも調べたり情報が表示される事はありませんので、かなりシンプルな印象を受けます。
全体的に難しすぎない程度の難易度な上に、ヒントも2段階としっかりしていますので、縛りを設けない限り詰まる事は無いでしょう。
また謎解きに関しても、謎解きを行う際に必要な情報は付近にある事が多く、親切設計といえるかも知れません。

廃病院に迷い込んだ白ネコを脱出させます。
廃病院とは思えない、いかにもなギミックもあります。
本作ではアイテムは使い捨てとなっています。

雰囲気

先述の通り、主人公である白ネコは廃病院に住まう存在に誘われて足を踏み入れてしまいます。その際に病院が営業中であると騙されてしまいますが、その為か白猫はその雰囲気に怯えつつも、いもしない医者を探して廃病院を探索して行きます。
本作はこのジャンルでは珍しく主人公の姿が画面上に表示され、上記の様に怯えつつ探索する姿がコミカルに映されます。
また舞台が廃病院で、最初こそこの世ならざる存在らしき者が登場しますが、ゲーム本編にホラー要素は全くありません。

コミカルな白ネコによってユルい雰囲気となっています。

まとめ

本作は廃病院を舞台としながらもホラー要素が無く、ジャンルとしては純粋な脱出ゲームと言えます。
脱出ゲームとしては非常にシンプルな造りとなっていますが、シンプル過ぎる為かマトモなチュートリアルやヘルプもありません。本作においては操作も非常に分かり易く、個人的に操作などで手間取る事はありませんでしたが、初心者だとその限りではないと言い切れません。従って最低限でもヘルプがあれば更に取っ付き易い印象のゲームになるのでは無いかと思われます。
しかし本作はOPのマンガや主人公のキャラクターから醸し出されるユルい雰囲気が一番の特徴といえ、ゲーム自体短い事もあって軽く遊ぶのに適していると言えるかも知れません。

短い時間で手軽に脱出出来ます。