2016年 意味怖制作委員会

反対していた両親を押し切って、今日から一人暮らし。
GooglePlayより
昨夜は色々とバタバタしてしまって、
あまり眠れなかったけど、
ちゃんと一人で起き、朝食を食べ、ゴミを出して支度を整えた。
憧れの一人暮らしを実現できたことで、私は満ち足りていた。
家に鍵をかけ、毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに
挨拶をして、私は学校に向かった。
—
・・・・意味がわかりましたか?
目次
概要
本作はいわゆる「意味が分かると怖い話」通称「意味怖」を読んで解答していくクイズ形式のアプリです。
その問題数は400問に及びます。
2018年に意味怖を扱った書籍が刊行されている様ですが、本作は2016年リリースと先んじていたと言えます。
意味が分かると怖い話とは
本作で扱っている「意味が分かると怖い話」についてです。
一見何の変哲も無い文章に見せて、実はホラー的な展開などが隠されているという物です。「ウミガメのスープ」などは古典的な作品とされています。
本作では某巨大掲示板やまとめサイトなどから収集したと思われる意味怖が400話掲載されている訳ですが、やはり玉石混交といった印象です。また昔某オムニバスドラマで見たような話もあったりします。

何故か399問と表記されています。
システム
本作の流れはまず文章を読んだ後、「推測する」ボタンをタップすると設問が表示されます。
設問は「矛盾点を指摘してください」などといった物もありますが、基本的には話ごとに具体的に設定されています。
設問を読んで再度「推測する」をタップした後は話の文面から一文を解答として指定から「解答する」をタップし、それが正解だと解説が表示された後次の問題へ移るという流れになります。不正解の場合は再度解答を選び直します。解答回数に上限は無さそうですが、時折広告が表示されます。またヒントもありますが広告の視聴はともかくレビューを求められるとプレイヤーによっては躊躇するかも知れません。


解説について
正解すると表示される解説文はアプリ製作側で書いた物と思われます。
こちらも話によって差があり2、3行程度の簡素なものもあれば本文より長い場合もあり、稀に1画面に収まり切らないほどの長文もあります。
ただ独自解釈で書かれている場合もあるようで、意味怖の古典的な作品の1つとされる「ナポリタン」は一般的な物と異なっています。
広告
本作でどうしても悪印象を受けるのが広告です。
課金システムが無いアプリの場合、広告で収益を得るとなるのは仕方無いと言えますが、本作はそれが行きすぎていると感じる箇所があります。それは不正解画面で「違います」というメッセージと共に表示される広告で、一旦「閉じる」をタップして広告を閉じる必要があります。しかし「閉じる」の感度があまり宜しく無い様に感じ、一度タップしたつもりが広告は閉じず、タップし直そうとすると「閉じる」と広告の位置が入れ替わり、広告をタップしてしまう事もしばしばある為、テンポが悪くなりプレイする際にストレスに感じる面と言えます。

まとめ
本作は400問と多くの意味怖を読むことが出来ます。
ボリューム的には多い為、焦らず少しずつ解いていけば暇つぶしにうってつけと言えます。
これといった演出は無く、広告が少し鬱陶しいですが、ボリュームはありますので意味怖に興味があればプレイしてみても良いかも知れません。