2018年 APP GEAR

謎めいた暗号や住人の痕跡。
GooglePlayより抜粋
家中に散りばめられたアイテムやヒントを駆使して、この恐怖から抜け出そう!
犯人、首謀者は誰なのか。
なぜ自分が選ばれたのか。
サイコな密室ゲームが今幕を開ける……。
目次
概要
本作は何者かの家屋に閉じ込められた主人公が脱出を目指す脱出ゲームです。
クリアまでの所要時間は1〜2時間となっています。
何者かに拉致された主人公
主人公は友人と河原でキャンプしていた所、何者かに襲われて捕われ、更には家屋に閉じ込められてしまいます。
最初は椅子にローブで縛られて足枷までされてしまってますが、自力で解くことに成功します。
しかし身体の自由は取り戻したものの、閉じ込められている状況に変わりありません。
そこで主人公は家屋内を探索し、散りばめられている手掛かりを元に脱出を目指すのでした。


システム
システム的にはオーソドックスな脱出ゲームである本作。機能的には必要な物は揃っていると感じられますが、脱出ゲームでは珍しいバックログ機能があったり、マップが機能では無くアイテムとして使用して閲覧する形になっているのが特徴的と言えます。ただバックログ機能は推理要素が無い純粋な脱出ゲームである本作ではどうにも活かされ無い印象を受けました。
また他に一風変わっている様に感じられたのがヒント機能で、どの謎のヒントを見るか選択してから広告閲覧します。どの謎で詰まっているのか把握出来ていないと無駄に広告閲覧する事になったり、ヒントもズレている場合があったりと痒いところに手が届いて無い感があります。もっとも2段階目で解答を見ることが出来るため、いざとなったらそちらを活用するのもありかも知れません。
他に気になった点として、アイテムの合成操作が最初は難しく感じたという点があります。ただ使用頻度がそれなりにあり、終盤には問題無く行えていた事から慣れの問題と思われます。

謎解き
最初のロープと足枷を外す場面はすんなり行きますが、その後の謎解きは全体的に少し難しめという印象を受けました。
家屋内がリビング+キッチン、バストイレ、ガレージ、寝室、廊下+玄関と大雑把には5つのエリアしか無いという事もあってか、最初から見えているギミックが解除可能になるのが終盤だったりするなど、どう進めれば良いのか分かり難かったりするため、手間取った印象もあります。
また本作では消耗品のアイテムは鍵などに限られていて、それ以外のアイテムは使い回すケースもあります。合成したアイテムを分解して再利用したり、アイテムを3つ合成したりというのは脱出ゲームではあまり見かけないため新鮮に感じられました。


まとめ
本作は歯応えがある謎解きといった印象を受けます。
それだけでは無く、基本的にはオーソドックスながらアイテム周りは工夫が感じられました。
ただ雰囲気としてはタイトルの様な物々しさはさほど感じられず、ただ閉じ込められたため脱出するといった物になっているのが、肩透かし感ありました。
