2020年 taabox

旅の途中で傷を負い、とある田舎の村に滞在していた冒険者レイン。
GooglePlayより
数日が経ち旅を再開しようとした時、村に謎の異変が起きる。
村人のただならぬ様子を目にし、レインは村の調査に乗り出す。
謎の異変の正体とは一体 ──。]
目次
概要
本作はジャンルとしてはADVですが、ゲーム性としては戦闘の無いRPGといった方がしっくり来る造りとなっています。
ストーリーも長くは無く、1、2時間程度で遊べる物になっています。
RPG的世界観
本作の舞台となるのはオーソドックスなRPG的世界の、ある村です。
平和な村が突然濃霧に包まれるという異変が起こります。
小さな村の為、兵士は出入り口を閉ざす程度の人数しかおらず、他はほぼ村人のみという有様です。
そんな中、村の宿屋に滞在していた冒険者レインが、異変を解決する為調査するというのが本作のストーリーとなります。
村にはこれといった店はありませんが、宿屋と教会があり、ゲーム再開は宿屋からでゲームオーバーになったら教会から再開という点もRPG的と言えます。



おつかい
本作は基本的に村人から話を聞きつつ、おつかいという名のフラグ立てをして進めて行きます。
異変解決の為に薬の材料を集めるのはともかく、かくれんぼのおにを代わったりするのはどうかとも思いますが、一応解決に繋がりますので仕方ありません。
また単純なおつかいでは無く、簡単なパズル要素も存在します。
システム
まず操作性についてですが、移動の為に使われる仮想十字キーと会話などに用いられる決定ボタンがあり、選択肢はタップとなっています。
十字キーの操作性は良好という程ではありませんが、本作では細やかな操作を求められる場面はありませんので、問題無いという印象でした。
また本作で入手するアイテムは任意の場所で使用するという事は無く、自動で使われるか選択肢で使用されるので非常に分かりやすいと言えます。
広告を閲覧する事で、ヒントを見る事も出来ますので、行き詰まるという状況は無いと思われます。

グラフィック、演出
本作のグラフィックはRPGツクールかと想わせる素朴な物になっています。
実際にはグラフィック、演出ともに本作より優れたツクール製ゲームもある訳ですが、本作の場合はあえてレトロRPG風にしているとも思われますので、これも演出のうちかも知れません。
しかしあまりにも素朴すぎるグラフィック、演出はプレイする人を選ぶかも知れません。
まとめ
先述した通り、本作はADVというよりも戦闘が無いRPGといった方が適切と思われます。
また『名探偵ゆうしゃ』シリーズ1作目という位置付けの様で、「はじまりの村」での事件を解決する事で、冒険者レインは勇者として旅立つ事になります。
勇者レインが今後どういった活躍をするのかといった点も期待したい所です。