2019年 (株)面白革命capsule+

ねぇねぇ 知ってる?
GooglePlayより
H県A市にある・・・
もう使われていない 古い廃道
そこ でるらしいよ
真夜中に 車で走ってると
声が 聞こえてくるんだって・・
目次
概要
本作はホラー物のノベルゲームです。
クリアするだけなら3時間程度と思われます。
心霊スポットで待ち受ける物

主人公は友人「A子」に頼まれ、心霊スポットである廃道へ向かう事になります。
オカルト好きな友人によれば、その廃道で運転しているとどこからとも無く「止まれえぇ止まれえぇ」といった声が聞こえ、背後を振り向くと黒いのが憑いてくるのだとか。しかし止まっては行けないのだそうです。
本当に声が聞こえるのか確かめたいと言い出す友人に対し、主人公は気は進まないものの、車の運転が出来ない友人を乗せ、廃道へ車を走らせるというのが粗筋と言えます。
友人と女性2人で心霊スポットを主人公ですが、はからずも噂の真相を目指す事になります。
システム
本作はシステムとしてはノベルゲームとなっていて、文章を読み進めて時々現れる2択の選択肢から片方を選んでいくというシンプルな物です。
現れる選択肢は大きく表示されますが、これはタップミスを減らす為と思われます。
また選択肢は2択ですが、殆どの場合片方が正解で間違えた方を選択すると死亡してゲームオーバーとなります。その事から一つの選択肢ごとに死ぬ確率は半々とノベルゲームとしては高い死亡率と言え、割と頻繁にBADENDを見せつけられる事になります。とは言え2択なのでやり直せば間違いなく次に進める訳ですが。
その他システム的な部分としては、オートやログといった機能が無いのが少し残念でした。

グラフィック、演出
グラフィック面ではシルエット含めてキャラクターの立ち絵などは無く、実写らしき一枚絵が表示されます。
背景とキャラがまとめて処理されている様な形になりますが、同じ様な構図の絵でもキャラの体勢が違っている差分などもあります。しかしそれでも絵の数は多くなく、プレイ中グラフィックは同じ様な絵が頻繁に使い回されている印象を受けます。
そしてホラー物のノベルゲームである本作は、恐怖演出を併用してプレイヤーを驚かそうとします。
本作の演出はビックリ系が中心で、絵と噛み合っていればそれなりにインパクトはありますが、動きの少ないノベルゲームだと限度がありプレイヤーが慣れやすいのではと思いました。
ストーリー進行
主人公と友人は心霊スポットである廃道にて心霊現象に遭遇し何度も死ぬことになります。
意外な経緯を経て、心霊現象の背景にはある一家に起きた悲劇がある事が分かります。
現象の背景は分かりますが、主人公が巻き込まれるに至った原因が明確ではありません。
その辺りは達成率100%でのエンディングで分かると思われますが、通常ENDであるEnd4を迎えた程度だと達成率は40%程度なので、100%は多少時間が掛かりそうです。


まとめ
本作はシステムは荒削りですが、ストーリーはホラー物ノベルゲームとしては悪くありません。
心霊現象の原因を突き止めるとはさほど難しくありません、
しかし達成率100%を達成しようとすると、BADENDを全て回収する必要がある為、ハードルは高くなります。